生成AIで「仕事の単価」はどう変わるのか?
こんにちは、入江慎吾です。
生成AIがすごい!と、もはや毎日のように新しいサービスや機能が発表されてますね。
特にChatGPTがでてきてからは、イラスト生成AI、動画生成AI、音声生成AI、テキスト生成AI…と、あらゆる分野でAI化が進んでいってます。
そして、よく聞かれるのが「AIに仕事とられるんじゃないの?」「AIによって仕事がなくなるんじゃないの?」という話です。
これは半分正解で半分間違いかなと僕は思ってます。
たしかに、AIに代替されて仕事がなくなっていくものはあります。例えば、接客業、事務作業、単純作業などは、AIに置き換えられていく可能性は高いでしょう。
生成AIによって、誰でも「それなりのもの」がつくれるようになった
イラスト作成や、プログラミングは、これまで専門スキルを持った人しかできなかった仕事でした。
でも、いまやAIに指示を出すだけで「それなりのもの」ができてしまう。このインパクトはとてつもなく大きいです。
僕自身も生成AIを業務で使い倒していますが、プログラミングのコードを書いてもらったり、アイデアを相談したり、文章を生成してもらったり、業務効率は格段に上がりました。
たとえば、業務で使う資料の作成や議事録作成、アイデア出し、文章作成、翻訳、コード作成、などなど、生成AIを使うことで、これまで時間をかけていたものが劇的に短縮されました。
しかし、仕事がなくなるわけではない
とはいえ、AIが指示通りに完璧にアウトプットしてくれるのか?といったらそうではありません。
生成AIはあくまでも「指示されたものを出力するツール」であり、使う側のスキルレベルによって大きくアウトプットが変わってきます。
指示の出し方、AIの特性を知っているかどうか。そもそもどんなAIサービスがでてきているのかを知っているかどうか、でアウトプットの質が変わります。
だから「AIに仕事を奪われる」というよりも、「AIを使いこなせる人」が残っていくという流れになるのではないでしょうか?
AIを使いこなせる人が求められる
AIを使いこなせる人は、AIの特性を理解し、適切な指示を出すことができます。また、AIが生成したアウトプットを評価し、必要に応じて修正することもできます。
生成AIは日々アップデートされ進化を続けています。だからこそ、AIを使いこなせる人は、常に新しい情報や技術を学び続ける必要があります。
生成AIを使いこなせる人の需要は、今後ますます高まっていくでしょう。なぜなら、生成AIはあらゆる業界で活用されていくからです。
「仕事の単価」はどう変わるのか?
生成AIを使うことで、誰もが「それなりのもの」が作れるようになりました。そうなると、どうなるのでしょうか?
たとえば、ホームページ制作を例にとってみましょう。ホームページ制作は、これまで専門スキルを持った人が時間をかけてつくっていました。
しかし、AIを使えば、誰でも簡単にペルソナ作成、キャッチコピー、基本レイアウト、コーディング、SEO文章考案など専門的だった分野がAIによってすぐにできてしまうようになります。つまり、参入しやすくなります。そうなると、ホームページ制作の単価は下がるでしょう。
これはホームページ制作に限った話ではありません。AIによって、多くの仕事の単価が下がる可能性があります。
「希少性」を高める
だからこそ、僕たちはAIに代替されないスキルを身につける必要があります。AIにはできないこと、人間にしかできないことを考える必要があります。
たとえば
コミュニケーション能力
創造力
問題解決能力
リーダーシップ
などは、AIには代替されにくいスキルです。これらのスキルを磨くことで、AI時代でも生き残っていくことができるでしょう。
変化をチャンスに変える
とはいえ、AIの進化によって、新しい仕事も生まれてきます。たとえば、AIトレーナー、AIエンジニア、AIコンサルタントなどの仕事です。
僕たちは、AIの進化を恐れずに、変化をチャンスに変えていく必要があります。AIを積極的に活用することで、新しい価値を生み出していくことができるでしょう。
変化を楽しみ、波に乗る
生成AIの登場は、僕たちにとって大きなチャンスです。
AIを使いこなすことで、仕事の効率を上げ、新しい価値を生み出していくことができます。AI時代を生き抜くために、積極的にAIを学び、活用していきましょう。
IT業界は変化の激しい世界です。20年ほどこの業界で働いてきましたが、常に変化の連続でした。僕が最初に覚えたPerl(CGI)はPHPに取って代わられ、HTML職人芸のテーブルレイアウトは終わり、Fioreworksに慣れてきたら、一瞬でPhotoShopへ、さらにSketch、Figmaと移り変わっていきました。
いまや、コードもほとんど書かずにサービスをつくることすらできます。むしろ変化を楽しんで、波に乗っていける人は仕事に困りませんし、楽しいでしょう。
まずは恐れずAIに触れてみて、そこからどんなことができるかを探っていくのがいいと思います。
生成AIを業務で使うなら、オートロン
気に入っていただけたら、シェアしていただけるとうれしいです。