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生成AIの進化で「なくなる仕事」と「生き残る仕事」。いま人間は何をするべきか。

こんにちは、入江慎吾です。

ChatGPTをはじめとしたテキスト生成を筆頭に、イラスト生成AI、動画生成AI、音楽生成AI、プログラム自動生成AIなど、ありとあらゆる分野で生成AIが誕生しています。

最近ではRunway Gen-3という動画生成サービスが話題になっています。

これがテキストからつくられた動画です。もはや見分けがつかないレベルになってきました。

このように生成AIは日々めざましく進化しており、進化するたびに実際の仕事に影響を与え始めています。

僕自身も日々業務でChatGPTなどのテキスト生成AIや画像生成AIをめちゃくちゃ活用していますが、もはや「AIなしでは仕事ができない」状態になっています。それくらい、生成AIは僕たちの仕事のあり方を変えてしまうほどのインパクトをもっています。

とはいえ、一方で「AIに仕事を奪われてしまうのではないか」「自分の仕事は将来なくなるんじゃないか」と不安を感じている方もいるのではないでしょうか?

今回は「生成AIによって、どんな仕事がなくなるのか、なくならないのか」。そして「僕たちが、これから身につけておくべきスキル」について考えてみたいと思います。

生成AIによってなくなる仕事

まず、大前提として、どんな仕事も「AIによって完全になくなる」ということはないと思っています。なぜなら、AIはあくまで僕たちが作った「ツール」にすぎないからです。

たとえば、洗濯機が誕生したことで「洗濯板でゴシゴシ洗う」という仕事はなくなりました。しかし「洗濯」という仕事はなくなりませんでした。

生成AIも、洗濯機と同じように、僕たちの仕事を「より楽に」「より早く」してくれるツールにすぎません。

とはいえ「AIによって代替されやすい仕事」「AIによって代替されにくい仕事」があるのは事実です。

なくなるまたは部分的に代替される仕事

☑ 単純作業や反復作業
データ入力、文書整理などが挙げられます。これらの仕事は、AIが得意とするパターン認識や自動化によって代替される可能性が高いです。

☑ 簡易なカスタマーサポート業務
FAQ応答、コールセンターの定型的な問い合わせ対応なども、AIチャットボットや音声アシスタントによって代替されつつあります。

☑ デジタル素材
画像やイラストはこれまでは探して購入していましたが、ダイレクトにほしい素材を生成できるようになりました。音源や動画なども自由につくることができるようになってきています。

☑ プログラミング
プログラミングとの相性が良く、コード生成のクオリティも実用的なレベルとなっています。すでにエディタに統合されているCursorなどもでており、プログラマーのコード開発、レビューなど多くの作業にAIは入り込んでいます。

☑ 教育
大量の学習データをもっているため、基本的なことにはすべて即座に回答することができ、しかも相手に合わせて小学生にもわかるように説明するといったこともできます。翻訳能力も高いため、英語学習、英会話も得意でほとんどの英語学習アプリで生成AIが使われ始めています。

生成AIの影響を受けながらもなくならない仕事

では、AIの影響を受けにくい仕事にはどんなものがあるでしょうか。

なくなる可能性が低い仕事

☑ 高度な専門知識が必要な仕事
医師、看護師、弁護士、会計士などは、高度な専門知識と判断力が必要とされるため、AIによる完全な代替は難しいでしょう。ただし、AIは診断の補助や情報収集など、一部の業務を効率化するために活用される可能性があります。

☑ クリエイティブな職種
アーティスト、デザイナー、新商品・サービスの企画職などは、人間の感性や発想力が求められるため、AIによる代替は難しいでしょう。ただし、AIはデザインのアイデア出しやコンテンツ生成の補助など、クリエイティブプロセスの一部を支援するために活用される可能性があります。

☑ 対人スキルが求められる仕事
教師、保育士、介護士、営業職、教育カウンセラー、セラピスト、カウンセラーなどは、コミュニケーション能力や共感力など、高度な対人スキルが求められるため、AIによる完全な代替は難しいでしょう。

☑ リーダーシップが求められる仕事
経営者、マネージャー、プロジェクトリーダーなどは、戦略立案、意思決定、チームビルディングなど、AIが代替できない高度な能力が求められます。

生成AIがもたらす「市場の変化」

生成AIは、さまざまな業界に大きな影響を与え、市場構造を大きく変えていく可能性があります。

これまで「専門スキル」が必要だった仕事が「誰でもできる」ようになる

WEB制作を例に考えてみましょう。

これまでWEBサイトを作るには、HTML、CSS、JavaScriptなどの専門的なプログラミングスキルが必要でした。しかし、生成AIの登場によって、これらのスキルがなくても、誰でも簡単にWEBサイトを作れるようになってきています。

これは、WEB制作の参入障壁が下がり、多くのプレイヤーが市場に参入することを意味します。結果として、価格競争が激化し、WEB制作単体で事業を継続していくことが難しくなる可能性があります。

これはWEB制作に限った話ではない

たとえば、動画編集、翻訳、文章作成、音楽制作など、これまで専門スキルが必要とされてきた多くの仕事が、生成AIによって「誰でもできる」ようになってきています。

これは、多くの業界で同様のことが起こり、市場構造が大きく変化していく可能性を示唆しています。

生成AIは「ツール」であり「機会」である

生成AIは、僕たちの仕事を奪う「敵」ではなく、僕たちの仕事をより楽に、より早くしてくれる「ツール」であり、新しいチャンスを生み出す「機会」です。

AIによって代替されやすい単純作業はAIに任せ、僕たちはAIでは代替できない「クリエイティブな仕事」「高度な専門知識が必要な仕事」「対人スキルが求められる仕事」に集中していくべきです。

クリエイティブな分野における生成AIの影響

クリエイティブな分野もAIによって大きく変化していくでしょう。

動画制作はさらに「身近」なものに

動画編集や効果音の追加など、これまで専門知識や技術が必要だった作業が、AIによって誰でも簡単にできるようになりつつあります。最初に紹介したGen-3もそのひとつです。

デザインツールにもAIが導入され「共創」が加速

Adobe PhotoshopやIllustrator、FigmaなどのデザインツールにもAIが導入され、ルーチン作業や基本的なUIデザイン提案をAIが支援してくれるようになっています。

僕たちが身につけるべきスキル

それではAI時代を生き抜くために、僕たちはどんなスキルを身につけるべきでしょうか?

1. 「アイデア」や「発想力」を強化する

AIは過去のデータをもとに最適な答えを導き出します。しかしAIは「新しい発想を生み出す」ことが苦手です。

だからこそ僕たちは「AIでは思いつかないようなアイデア」や「人の心を動かすようなストーリー」を生み出す力を磨いていく必要があります。

2. AIと「共創」していく

AIは「敵」ではなく「仲間」です。AIをうまく活用することで、僕たちはよりクリエイティブな仕事に集中することができます。

AIツールを使いこなすスキルはもちろん、AIが生成したものに「人間の感性」を加えてブラッシュアップしていくスキルも必要になってくるでしょう。

3. 継続的に「学び」そして「適応」する

AI技術は日々進化しています。昨日できなかったことが、今日できるようになっていることも珍しくありません。

僕たちは常に新しい情報や技術をキャッチアップし、学び続ける必要があります。同時に、変化を恐れず、新しい環境に柔軟に対応していく力も必要です。

まとめ

生成AIは、僕たちの仕事のあり方、社会のあり方を大きく変えていきますが、この流れをとめることはできません。

そうであれば「AIに仕事を奪われる」と悲観するのではなく、AIを「強力なツール」として捉え、積極的に活用していくことで、僕たちはよりクリエイティブで、より人間らしい仕事に集中できるようになります。

変化を恐れず、学び続け、AIと共創していくことで、新しい時代を切り開いていきましょう!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!


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