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サガシリーズの元ネタ紹介!第1回 夢見る宝石

サガシリーズの元ネタを紹介!
第1回は「夢みる宝石」について紹介します。

夢見る宝石は、ロマンシング・サガ3の睡眠耐性アクセサリーとして登場しています。とあるイベント中の限定品でイベント終了後に消滅してしまうんですが、そのイベントから持ち出す裏技(通称:シャール宅急便)が有名ですね。

それにしても、夢みる宝石ってロマンチックな名前ですが、何だかちょっと不思議な名前だと思いませんか?まるで宝石そのものが夢を見てるみたいな…。 この元ネタがシオドア・スタージョンの小説『夢みる宝石』なのです。ネタバレしない程度にあらすじを紹介します。

【あらすじ】
孤児院の主人公ホーティは、義父に虐待される日々を送っていた。ある日、学校でアリを食べてしまい、義父に叱られて大切にしていたおもちゃ「ジャンキー」を壊されてしまう。更にはドアに手を挟み指を失う大けがをしてしまう。その出来事をきっかけに、ホーティは家出を決意し、町から離れようと、偶然停まっていたカーニバルのトラックに乗り込む。そしてカーニバルで身の上を隠してお世話になることに。

一方、カーニバルの団長モネートルは、人間嫌いで人間不信な性格を持っており、かつては医者だったが、失敗した手術を責められて病院を追い出された過去を持っていた。ある日、彼は不思議な木を見つける。それは二本の木が完全に同じ形をしているという、クローンであってもあり得ない現象であった。モネートルはこの木の研究に夢中になるが、ある日山火事でその木が燃えそうになる。必死に消火に向かうがその木は燃えてしまうのだった。そして、その木の根元には不思議な宝石が…。

さて、本書はSF小説でありながらファンタジー小説のような魅力もある作品です。最初は「これはSFなの?」と首をかしげながら読んでいましたが、終盤はそんなことはどうでも良くなるような、怒涛の展開が待っています。

興味を持った方は、ぜひとも一読してみてください!


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