『この青に入りたい』私がダイビングを始めた理由

私にはずっと行きたかった場所があった。

それは沖縄

昔からcoccoが好きで
このフレーズが何だか頭に残っていて

見上げれば　終わりを見たこともない
目眩を覚えるような空（あお）

cocco  ポロメリアより

その青の空はどんな空なんだろう
どんな（あお）なのか
ずっとずっと氣になっていた。

coccoの唄った
沖縄のこの、（あお）が知りたい、見たい

行きたいな
でも
仕事がな、子供がな、お金がな・・
当時の旦那さんは仕事を休めないと言っていたし

そんな感じで何年も諦めていた。

2015年
仕事でもプライベートでも
自分について深く考えるようになった。

言い訳だらけで
本当にしたいことを我慢して諦め続けてきたことに愕然とした。
自己卑下の塊のような自分
どんどん不細工になる自分
自分の感覚が麻痺っていることにすら氣がついていなかった。
本当にどうしたいか？

ドウシタイカ？何イッテルノ？？


全て、自分で作ったものだ

「よし、行こう」

沖縄に行くことを決めた。
自分を沖縄に連れて行ってあげようそんな思いだった。

沖縄に着いた時のあの感覚は今でも忘れられない

「本当にこれたんだ」

嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。

自分の本音に従うとこんなにも幸せで豊かでハッピーなんだ！！と
しみじみ感じた。
子供たちも嬉しそうで私も嬉しかった。
自分の機嫌が周りにどれだけ影響をもたらすかも痛感。

たかが旅行、たかが沖縄に行くこと
なのかもしれないけど
当時の私からしたらもう、それはそれはすごい体験だったのだ。

ちょうど台風が来ていたんだけど
1日だけものすごく晴れた日があった。

びっくりするほどに海も空も
あおかった。
クラクラするほどのあお
きっとこんな（あお）！！
ポロメリアで唄っていたあおかも！！

嬉しくって嬉しくってもう・・・
一人こっそりと泣きました。

その時の私

息子ー！！小さい！かわいい！！

いけないと思い込んでいたのは自分だった。


それ本当かな？・・・
うーん、
『よし、やってみよう』

今までと逆の選択をして動いた結果、
こんな素晴らしい経験、体感を自分にプレゼントすることができた。

そして
数ヶ月後に石垣島に行くことにした。
自分の見たいもの、味わいたいものを
どんどん味わっていきたい、そう思ったからだ。

この時は前回よりもサクッと予約ができた。
決めて動くのスピードがちょっと上がったことに
嬉しさも感じた。

石垣島に到着
本島とはまた違う感じ

そして
石垣島から竹富島に向かうフェリー乗り場でそれはきた。

海の青さにびっくりしたのだ。
なんでこんなにあおいの？！
本島で見た、あおもだいぶ、あおかったけど
えええー！！
まさかのあおの更新

そしてそのあおを見ていたらふと
「このあおに入りたい」そんな衝動にかられた。

その時思わず撮ったのがこの写真

入りたい、入りたい、もう止められない。
次はこれか そう感じた。

帰ってから大至急、ダイビングのライセンスを取りに行った。
本当に大至急。

沖縄に行くのでさえあんなに
ビビっていたのに
トントンと進めていく自分にびっくりする。

頭ではなく完全に
心で動いていた

超絶苦手なマスククリアも頑張った。
（プール実習の時にパニックになって急浮上しちゃって、トラウマに。
　　この課題をクリアするのが本当に怖くて大変でした。）

そしていざ、2回目の石垣島へ
石垣港からダイビングスポットへ向かう船に乗った時
『ついに入るんだな』と
ドキドキワクワクした。


今までは先生がいて、手取り足取りの状態から
ダイバーとして入る海
ドキドキ・・・
（もちろんガイドさんが丁寧に面倒見てくれたけども）

そしてついにあおに入った！！！！

ダブルピーース！

体験ダイビングや、ライセンスの時よりも
深く潜る

全身であおを感じた。

海の大きなこと
波のゆらゆら
潮の流れ

吐く息でできる綺麗な泡
綺麗な魚と珊瑚礁
下から見る太陽のキラキラ

呼吸って無意識で当たり前のようにしているから
何だか忘れちゃうけど

吸って吐いて
生きているんだなと感じた。
シンプルに息してるが生きてるってことなのかもと思った。

あお、本当にすごいな

感覚的に思うままに動いてみたら
あまりにも美しい光景と
ものすごい体感が得られた。
そんなお話

最近こんな感覚、ちょっと忘れていたかもしれない。

ああ、
石垣島に行きたい。
よし、行こう。