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元ウエディングプランナーの結婚式準備記録③式場見学前編

前回はこちら

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式場見学編スタート。前書きにも書いたが式場に関しても話に支障はない程度のフェイクなどは入れており写真もぼかしている。マイナスなことも書いているから一応。
しかし個別に聞かれれば回答するし、写真や書いてある情報を元に特定できるレベル。それくらいエネルギーを持って見ている人や真剣に式場探しの参考にしたいという人がもしいるのであれば。

A式場

A式場(筆者撮)

3式場の中でもカジュアル、ラフさや持ち込みの自由からオリジナル感が出せる式場。
アンティークな式場の雰囲気も会場のキャパも高感度。夫もかなり気に入ってるのが伺える。
個人的に当たりだと思ったのは担当がベテラン感伺えるちょい年上くらいの男性プランナー。夫もかなり話しやすそう。
話の流れで自然に私が元プランナー、今もブライダル関連で働いてることも伝えることもでき、なんと私が今仕事にしてる分野は本来外部からの場合持ち込み料のかかるところだが持ち込み料をサービスしてくれるとのこと。有難い。融通が効きそう、という印象を持てる。

見積もりはまあ、こんなものだろう、オプションやドレスや料理、花のグレードアップ料金も足した状態で出してもらってる。

当日成約はしないことも伝えていたが一度当日成約の見積もりを出しつつ、「ご都合も伺ってたので、特別に今月中までのお返事なら当日特典適用です!」と、上手い。恐らく接客してて夫が好感触なのを感じてただろうしこれは夫への強烈なアピール。実際に夫もかなり安心した様子だ。

夫も「一応ほかも見て回りはするけどAかなり気に入った」との反応。もう終わる気やんけ。
確かに雰囲気の好みやサービス気配りなど私自身もかなり好印象。3式場以上回る必要は無さそうだと思った。

見学ポイントと評価(初見学時)
〇雰囲気                   ☆☆☆☆☆
私はチャペルの雰囲気が好み 夫もインテリアが気に入ったらしい
〇料金          ☆☆☆☆★
基準だし高めとも聞いていたから何とも言えない
〇少人数婚向けか  ☆☆☆☆★
披露宴会場がL字型なのが気になった
〇バリアフリー      ☆☆☆★★
待合室は基本2階 1階に個室を用意することはできるけど寂しいかな
〇接客                       ☆☆☆☆☆
安心できるベテランさん 一貫性なのも信頼できる
〇雨天時                   ☆☆☆☆★
ガーデンが人気でほとんどが選ぶらしいがむしろ室内の方が好み


B式場


B式場(筆者撮)

A式場とは異なり和風の邸宅。ここでするなら披露宴で和装を着たい。
畳の待合室などもゲストにとって印象に残り、寛いで過ごしてもらえそう。
和風も好きな2人なのでこちらも惹かれる。

ここでのヒアリングは淡々としていて、割と直ぐに会場見学や見積もりの案内に入っていた。人気の貸切系式場だからかそういう接客スタイルなのか、それとも私たちの見た目やアンケートや会話内容で舐められてしまったか「私たちに営業する気がないな」とこの時点で感じた。深堀りもさほど無かったので元プランナーということも伝えるタイミングは無かった。

まあいい、Bの見積もりは安めとの評判。Aと同条件のものを作ってもらい質のAか安さのBで迷うのも良し。そこからBを候補から外すにしてもBの安い見積もりをAに見せて値下げ交渉へ持っていくも良し。
しめしめ、と考えていた私の理想は脆く崩れる。

……あれ、A式場より高いな。(和装抜きにしても)

誤算、そして勘違いを生む

今考えれば当たり前だが、格式や高級感ある和風のBの「意外と安い」と、オリジナル感とカジュアルさが魅力のAの「意外と高い」は同じ物差しで見ていいわけが無い。そもそもエリアは近いが客層も違う。同じ人がそれぞれ「高い、安い」と評価したわけでもない。

表には出てないつもりだが多少困惑は出てただろう、旦那にも「ここは意外と安いらしいから!」と事前に言ってしまったので、旦那も少し空返事。
そしてこのリアクションで、プランナーからは、端的に言えば客扱いをされなくなったと思う。見積もり額が高くてビビってしまった人に思われたんだろう。ここからは冷やかし客扱い。まあ勘違いされてもおかしくない。

ただもう1つ可能性があり、途中私が反応を誤ったところがある。
私の働いてる分野の商品内容と値段についての説明を受けたのだが、私の会社のものより質が良く値段が安かった。これには私も「えっこれすご!(安くて質がいい)」「どこのお店ですか?」等と反応してしまい、ここで「凄い(こんなにもお金かかるのか!?)」ととられたか、業者も聞いてしまい同業と疑われたか。いやそうなら見積もりや資料はくれないか。
同業だと疑われたのなら申し訳ないが、隠すつもりはなく全然伝える隙がないくらいあっさりした接客だったんや…

クロージングは手早く、「また気になるようであれば連絡お待ちしてます〜」と営業も無し。3式場の中で唯一見学後の追いかけ営業電話もなかった。

会場の雰囲気は良かったがこちらへの興味の無さを感じる接客は夫も察しており、親身に寄り添ってくれたAの方に心が傾いていた。高いしね。和装は前撮りで着ようね。

見学ポイントと評価
〇雰囲気                   ☆☆☆☆☆
Aとは全く異なる雰囲気で一軒家貸切は特別感ある
〇料金          ☆☆☆★★
これは私の先入観のミス
〇少人数婚向けか  ☆☆☆★ ★
披露宴会場は広くて50人くらいまでいけそう 20人だとポツンとするかな
〇バリアフリー      ☆☆☆☆☆
平屋の一軒家風なので段差も実家レベル 祖母も落ち着いて過ごせそう
〇接客                       ☆☆★★★
そういう接客スタイルなのか私たちが悪かったのか・・・
〇雨天時                   ☆☆☆☆★
雨でも風情がありそう 別館チャペル→披露宴会場までは外移動

接客に関しては悪い口コミも見かけなかったから単に我々に問題があったのかな・・・相性とかかな・・・とは思う。接客の雰囲気が前勤めていた式場でヤバ客が来た時の追い返し方に似ていてだな・・・


後日A式場から連絡がありBを見学した上で今の気になっているところ、次に行くCのことを伝えると、「見積もりの再提案をするのと併せて試食はいかがですか?」と提案があった。最初の見学時は元々試食無しの日を選んでたのもありA側の最後のアピールタイムになる。B式場の冷ややかな対応の直後にこれは効く、うちで挙げて欲しい!という思いが伝わる〜うちの売り上げにしたいという気持ちが伝わる〜(最悪の変換)(でもそれでいいと思うんだ)

というわけで約1週間後にC式場の後にA式場に再来が決定した。
次回、「A式場vsC式場 〜プランナー教育どうなっとんねん〜」、デュエルスタンバイ!


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