見出し画像

[8]「価値の言い換え」というテクニックについて。

広告やキャッチコピーの常套テクニックに「価値の言い換え」というものがあるそうです。
(用語として確立しているかは微妙)


例えば、以下は「千葉県柏市という中途半端な立地のマンション」の価値を言い換えた例。

画像1


・中途半端さ → 都心への多彩なアクセス、3路線利用可能
・新宿や池袋へは乗り換え必須 → 西日暮里駅からJR山手線ですぐ
・東京や品川への直通本数少ない → ダイレクトアクセスも可能

「このマンションは、都心にはない」「都心まで、30分前後かかる」というネガティブ要素を、何とかしてポジティブに言い換えているわけです。
(卑屈すぎ?あとデベロッパー様ネタにして本当ごめんなさい)


マンションだと他にも、

「3路線4駅利用可能」 → どの駅からも中途半端に遠い

「憧れの成城が、目の前に」 → そのマンション自体が成城にあるわけではない

なんてのもあります。


学習塾で「少人数だからこそ目が行き届く」とか、
飲食店で「隠れ家的」「古民家風」とかも、
ある種、価値の言い換えです。

「創業したてで受講生がいません」「駅から徒歩20分です」「この家、古くて安かったので」なんて言う必要はないわけです。


「モノは言いよう」と言ってしまえばそれまでなのですが、デメリットを裏返せばメリットになるのが世の常です。

刺さる層が確実に存在するからこそ、その道のプロも多用するのでしょう。


僕自身、

・学ぶなら、多人数より少人数
・食べるなら、騒がしいより静か

を好む性質ですし。


「自分はここが弱い」と感じる要素があれば、それを言い換えてみる。

それがお客様に刺さる可能性は、じゅうぶんにあります。


税理士の場合の「価値の言い換え」

僕の場合、以下のような「価値の言い換え」をやっています。

ここから先は

2,114字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?