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旧東海道歩き171 三井寺(みいでら)と寺門派

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三井寺(園城寺)にお邪魔する
天台寺門宗の総本山
天台寺門宗とは
最澄が日本にもたらした天台宗、その総本山が比叡山延暦寺。
そして、第3代天台座主円仁と第5代天台座主円珍が対立した、と。

結果、円珍派が三井寺に入って、天台寺門派になった、と。
「993年円仁派が比叡山の円珍派坊舎を焼き払った」って書いてあるけども、比叡山延暦寺、信長以前にも、焼き討ちされてるってこと?

おーすごい。

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寺社仏閣のHP、割とよく見るけれども、三井寺は、世界で起こっていることに対して、きちんとポジションを取りますよ、っていう意思表明??
他のHPで見かけたこと無かったなぁ。

総本山 三井寺 観月舞台の5分間貸し切り

参加可能人数 1組につき最大6名
料金 2,200円/組 ※別途入山料が必要です

ですって。
あと、​すごい綺麗な写真!
アウトソーシングしていらっしゃるのか、カメラとマーケティングが上手なお坊様がいらっしゃるのかしら。
個人的には、過去の記事ですが、桜の咲く季節、関東地方の神社だと、高来神社が素敵だった!

遊行寺も良かったな

まぁ、文化財をきちんと残すのには、費用が掛かるのは事実だし、観月舞台を貸し切りたい!っていうニーズがあるんだろうな。
話を元に戻して。

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階段を登って

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琵琶湖を臨む

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右手奥に見える鐘楼

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1814年に建てられた鐘楼

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中に入ることができる!

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いかにも、宮大工の釘を使わずに組み立てた感じが見えたり。
それと同時に、どうやってそこに千社札貼ったんだよ、って思ったり。
頑張って登ってるのかなぁ、、、迷惑だわー。。。

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太平記によれば、当寺の戒壇道場起立の勅許を比叡山延暦寺の強訴により、取り消された。
これに怒った頼豪阿闍梨は二十一日間の護摩を焚き壇上の煙と果てた。その強念が八万四千匹のねずみとなり、延暦寺に押し寄せ、堂塔や経巻を喰い荒らしたと伝えられる。

・・・これを踏まえてよ、そうなると、ロシアとウクライナの戦争に敏感に反応するのも、何やら違う意味合いを帯びてくる。
そして、今でも延暦寺から追われたこと、許していませんよ!と、受け取れてしまう手書きの立札。

ただ、記録に残っているだけでも7回、三井寺、延暦寺から火にかけられてるって。
そうなってくると、信長の延暦寺焼き討ちも、まぁ、あなたたち、今までもさんざやってましたよね、的な。
まぁ、宗教戦争は恐ろしい。。
合理性なく、炊き壇上で煙になって、呪いをかけるわけだから…
はぁ、、、人間の性、本当に悲しい。。。私も含めて…
となると、何のための宗教なんだろか、と、現代の私は思ってしまうのだけど、、、
神社が喧嘩した、とか、私が見た限りでは知らない。
なんだかんだ、神様たち、まぁまぁ親戚だし。

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国宝の金堂
典型的な桃山形式の仏堂とのこと

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そして、無人駅の三井寺駅から、この日のホテルに向かいます。

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