自然との共存・共生について、全国の人達と『違い』を重ねてみたい
北九州市立大学のESDプロモート実習の学生達と企画を進めています。
全国、全都道府県(目標)の皆さんにオンライン上で集まっていただき、その地域の特性に応じた話を展開していってもらう企画です。
ユース(高校生〜30代ぐらい)を対象にしています。
参加申し込みはコチラ!!
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昨日、北九大の皆さんと事前学習会。
この講座は、多くの人が参加して(参加してほしい)、オンラインで、初めまして、の人たちで進行するわけですから、かなり難易度が高いです。
各グループに分かれてのディスカッションを中心に進めますが、
そのグループファシリテーターの力量が問われます。
また、小グループに分けての、議論の様子が全体で見えないので、クラウド上のシートを活用して、リアルタイムで『板書』していく仕組みを考えてくださいました。
話を引き出したり、展開する上で、基本的な事柄が分かっていないと難しいだろうということで、事前学習会を開催することになりました。
自然との共存・共生において、
自分の生まれ育った土地や、今住んでいる土地のことしか前提になりません。
全国津々浦々の人たちと話し合うには、もっと広い視野で、自然や災害を捉えておかねばなりません。
北九州では、火山や大雪は気になりませんが、大変な地域もあります。
新潟での大雪もとても心配です。
また、周期性が判明している海溝型の地震への心配、備えが必要な地域も多いです。
また、いつ、どこで起こるか分からない断層型の地震についても、メカニズムと脅威について確認しました。
特に地震は、近年の被災経験の違いで、地域性が如実に表れるのかなと思います。
しかしながら、大地を形成した、地球の運動は必ずあって、地形が物語っています。
全国を標高図で見てみると傷だらけです。
大地の凄まじい動きが山を高くしたり、亀裂をつくったりしています。
このように、土地や地形と向き合うことで、見えてくる備えるべきものがあります。
『地象』の話に続いて、『気象』の話です。
基本のところからおさらいで、天気や気候のメカニズムからお話していきました。
まず、季節による違いです。
なぜ、春夏秋冬が訪れるのか・・・
実は『風』が重要になります。
季節によって、風が変わります。
風とともに、熱や、水を運ぶ運動が天気の移り変わりになります。
『風』という空気の流れで見ると、地形的な特性が見えてきます。
暖かく湿った空気を受け止めてしまう南向きの地域。
前線などの連なった雲を受け止めてしまう西向きの地域。
冷たい北風が入り込んでしまう北向きの地域。
そのまちの地形に応じた災害があります。
ESD実習の学生達なので、地球温暖化のメカニズムの話もじっくりしました。
人間の生活が災害にリンクしていることを感じます。
自然との共存・共生において、
どのまちも、その特性に応じた暮らしがあります。
そういう目で地域を見てみようと思います。
山があり、川があり、水の流れがあり。
豊作を願う神様が居れば、水が荒れるのを鎮める神様も居ます。
そのまちの地形特性に応じた共存・共生のなかに、そのまちの文化があります。
特に、『地名』に注目しましょう。
地名は、そのまちの特徴を後世に伝えてくれている財産です。
必ず、意図や意味が込められているものです。
地形要因の地名もあれば、歴史的な要因があるものもあります。
近年になって、書き換えられた地名や、
キラキラネーム的なカッコイイ地名には逆に注意が必要ですね。
ぼくの話をしつつも、
テーマごとに、感想をグループトークしていただきました。
ファシリテーター役の学生は、ファシリの練習を。
板書担当の学生は、板書の練習を実施しました。
どのグループも活発に意見交換してくださって、
特に、出身地の違いで、自然との共生に違いが見えてきました。
同じ福岡県内出身でも全然違ったりもありました。
全国の皆さんと、こんなトークをすると、きっと楽しいだろうなとわくわくします。
この記事をご覧の、全国の皆さん。
一緒にオンラインでディスカッションしませんか?
お待ちしています。
もう一度、チラシを貼っておきまーすっ。
災害は、暮らしのなかにあって。
防災なんかもわざわざするようなもんでもないはずです。
自然との共存・共生。
そのまちの地形や自然・気候に向き合って生活することの一部です。
全国の人たちと鏡映しにすることで、
また何かが見えてくるような気がします。
今日もご覧いただきありがとうございます。
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