賞与を多く支払う際の源泉徴収

Q.今期の経営が好調なので、
従業員にいつもより多く賞与を支払おうと思いますが、
賞与を多く支払いすぎると
源泉徴収を気をつけなければいけないと聞きました。
どういう点に気をつけるべきですか?


A. 賞与の額が前月の給与の額の10倍を超える場合、
源泉徴収の計算方法が
通常の賞与の計算方法とは
違うので気をつけなければいけません。

賞与の額が前月の給与の額の10倍を超える場合の計算方法は、

  1. イ (賞与から社会保険料等を差し引いた金額)÷6

  2. ロ イ+(前月の給与から社会保険料等を差し引いた金額)

  3. ハ ロの金額を「月額表」に当てはめて税額を求める。

  4. ニ ハ-(前月の給与に対する源泉徴収税額)

  5. ホ ニ×6

 この金額が賞与から源泉徴収する税額になります。

(注) 賞与の計算期間が半年を超える場合には、賞与から社会保険料等を差し引いた金額を12で除して、同じ方法で計算します。
 そして、求めた金額を12倍したものが源泉徴収する税額になります。

※国税庁HPより引用

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2523.htm

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