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ここがすごいぞ「APPBOX」というお話

みなさんこんにちは。
アイリッジ IR担当です。

当社では今、
アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」を推しています。
今年の春から提供を開始したAPPBOX。
2024年3月期は徹底的に市場浸透に努めているAPPBOX。
今後の中期的な成長の中心に据えているAPPBOX。
1にも2にもAPPBOX。資料のいたるところでAPPBOX。


「結局、APPBOXってなんなの?」

ということで、本日はアプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」について私なりに紹介してみたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

【本記事の引用元】

APPBOXは、「BOX機能」と呼ばれる30種類以上の各種機能群(SDK)を組み合わせることで、アプリ開発や既存アプリの機能拡張、マーケティング施策まで、アプリビジネスに必要なすべてを支援するプラットフォームです。

渡辺智也@OMO開発のアイリッジ取締役 note記事より

ひとつずつ読み解いていきましょう。

まず、SDKとは「ソフトウエア開発キット」のこと。
ソフトウエアを開発する際に必要なプログラムやサンプルなどをまとめてパッケージ化したもの。と説明されています。

私自身がそうなのですが、非エンジニアなのでしっくりきません。
少し噛み砕いてみたいと思います。

例えば、飛行機の模型を作る際に、樹脂の塊から削りだしてゼロから作るのは大変な作業だと思います。一方で、市販のプラモデルであれば短時間で簡単に飛行機の模型を作ることができるようになっています。

市販のプラモデルは、箱の中の「成形された樹脂パーツ」と「組立説明書」が入っており、これらの製作キットを使うことで、樹脂から削りだしてゼロから模型を作るよりも遥かに少ない労力で模型を作ることができるようになっています。

ここでいう製作キットがSDKに当たる存在です(私なりの解釈です)。

そして、スマホアプリの開発に使えるSDKを30種類以上提供しているのが
アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」になります。

スマホアプリに「会員証機能」を持たせたい。
でも、ゼロから「会員証機能」を作る(開発する)のは大変。
APPBOXの「会員証機能」のSDKを使って開発すれば簡単に実装できる。

さらに例えるなら、

「スマホアプリの開発に使えるカスタムパーツは30個以上!
 必要なパーツを組み合わせて貴社だけのアプリを作るんだ!」

みたいな感じですね。

ポイントは「誰でも簡単にアプリが開発できる」ということではなく、
あくまでも「アプリ開発に必要なSDK」である点。という所でしょうか。

そもそも模型の作り方が全くわからない人にしてみれば、製作キットだけ渡されてもチンプンカンプンでしょう。

一方で、プロモデラ―ともなれば製作キットを上手く活用してバリバリと組み上げることができる。樹脂の塊から削りだして作ることと比べてみれば、製作キットの活用で作業工数が大きく削減することができそうです。

さて、
スマホアプリに話を戻しますと、模型を作る技術を持っている人
=スマホアプリ開発エンジニア に当たるかと思います。

APPBOXをエンジニア視点で見た場合、
「エンジニアの作業負担を削減して開発の自由度を高めるツール」
と呼べる存在になるのではないでしょうか。

こういったエンジニアサイドの観点から生まれたサービスは、受託開発の実績を積み上げてきたアイリッジらしい考え方だなと思います。


「それで、APPBOXで何ができるの?」

エンジニアのために開発されたAPPBOX。
では、具体的にどのように使われることを想定しているのでしょうか?

他社で開発したアプリの機能拡張にも活用できるほか、各種他社ツールとも連携できます。
工数/工期を抑えたスクラッチ開発、捨てずに拡張できるパッケージアプリ、ベンダーフリーで内製化も妨げない機能拡張、高速PDCAを可能にするマーケティング支援機能、「APPBOXコネクト」をはじめとする柔軟な他社連携・カスタマイズ──という5つの特徴を提供します。

渡辺智也@OMO開発のアイリッジ取締役 note記事より
事業計画及び成長可能性に関する資料 P8

私が「あ、これすごいかも」と感じた点はここです。

スクラッチ開発は前述の例えだと樹脂の塊から模型を作るような話。
完成イメージから開発に必要な要件を定義して、どのように開発するか設計図を作り、実際に開発、テストを経てリリースに至る。
APPBOXのSDKを活用できる箇所は開発工数を削減できるので単純にコストメリットがありそうです。

パッケージ開発は、APPBOXのSDKを組み合わせで提供する開発アプリ。
大きな開発が発生しないため、アプリを使った新しいビジネスの立ち上げなどの際に初期コストを抑えて使い始めることができます。
但し、ここまでは一般的なパッケージ開発と同じ。

一線を画すのは「APPBOXがあくまでもSDKであること」。
要するにベースがスクラッチ開発である点になります。

新しいビジネスが軌道に乗って「さあアプリに力をいれるぞ!機能追加をするぞ!」となった段階でAPPBOXは力を発揮します。

一般的にパッケージ開発はカスタマイズに制限があります(その分だけ安価なのですが)。追加したい機能によっては開発対応ができず、アプリそのものをゼロからスクラッチ開発で作り直すことが必要なケースもあります。

その点、APPBOXによるパッケージ開発ではAPPBOXで提供していない機能を追加したい場合であっても、今までのアプリを手放すことなくスクラッチ開発へのシフトすることができるようになっています。

なぜならSDKの組み合わせで作られたパッケージアプリだから

APPBOXによるパッケージ開発は、
新たなアプリを作る時間も、手間も、コストも削減できるばかりか、
ビジネスのスピードさえも加速してくれそうです。 

事業計画及び成長可能性に関する資料 P20

「他社で開発したアプリの機能拡張にも活用できるって?」

アプリ開発に限らず、他社開発のシステムに手を加えるのは難しい話です。

私自身は非エンジニアですので肌で感じた体験はありませんが、複雑に入り組んだシステムの全体を把握することの困難さは想像に難くありません。

しかも、その他社開発のシステムに機能を追加するなんて・・・

APPBOXはそれを可能にしてしまいました。

既存のスマホアプリにもAPPBOXを組み込むことができます。
さらに言えば、ベンダーチェンジをすることなくAPPBOXの必要な機能だけをSDKで使うということも可能になっています。

APPBOXは、スマホアプリ開発を行う全ての企業に対して、これまでに無かった新たな選択肢を提案するサービスとなっています。

スクラッチで作ろうとすると人月がかかるので費用がかかるわけです。
一方で、パッケージにすると安くはできるけれど機能的には不十分さが出てきてしまいます。

そこで、APPBOXでは、共通の機能を持ちつつ、欲しい機能についてはカスタマイズで追加できる、スクラッチとパッケージの両方のいいところを取るような工夫をしています。たとえば、会員証をアプリで作りたい場合、顧客の会員システムから情報を取りに行くことになりますが、パッケージサービスですとそこまで対応するのに連携の開発をすることになるか、場合によっては対応できないと言われてしまいます。

APPBOXの場合、顧客の会員システムとAPPBOXのサーバを連携すれば、会員証をアプリ上で見ることができるようにしています。会員証機能のために共通機能部分をゼロから作り上げる必要がなくなるため、スピーディなサービスの立ち上げを安いコストで実現することができます。

渡辺智也@OMO開発のアイリッジ取締役 note記事より


「なるほど、アプリ開発の支援ツール。・・・だけじゃないって?」

APPBOXが提供するマーケティング機能は言うまでもなく、当社がこれまで培ってきたアプリマーケティングツール「FANSHIP」の要素を盛り込んでいます。

実はここもポイントになります。
アイリッジのスマホアプリは作って終わりではありません。

事業計画及び成長可能性に関する資料 P9

元々アイリッジは、i-mode時代の「iコンシェル」上で企業がメッセージを送るようにするためのツールを提供していました。
そのメッセージは位置情報を活用して、渋谷で飲んでいたら「そろそろ終電だけれど大丈夫?」と羊に呟かせていました。

そんななかで、時代が流れてガラケーからスマホに移行するなか、iコンシェルに加えてスマホにもプッシュ通知ができるような機能を作り始めました。
とはいえ、スマホ黎明期はアプリを持っていない企業も多かったので、アプリそのものを開発するような事業を立ち上げて、お客様の支援をしていました。

元々はアプリを通じたマーケティング支援ツールとして提供していたアイリッジですが、~以下略~

渡辺智也@OMO開発のアイリッジ取締役 note記事より

アイリッジは、元々マーケティングツールの提供が祖業なんです。
創業は2008年、iPhoneの日本上陸の年。スマホ黎明期。

スマホを活用したマーケティングの提案から、オンラインとオフラインのデータの統合による顧客体験の向上支援を経て、そして今回のAPPBOX。

この10年で、自社のスマホアプリを持たれている企業は随分と増えました。
また、その重要性から企業による開発体制の内製化も進んでいます。

スマホアプリは開発した後の活用こそが目的であり、重要な要素なのですが、初期的な開発に多くの時間とコストが割かれているのが現状です。

APPBOXでは、そのようなスマホアプリの開発に通常求められる主要な機能群をSDKとして提供しているほか、マーケティング領域のSDKも提供していますので、いよいよもって「アプリビジネスに必要なすべてを支援するプラットフォーム」と呼べる存在になっています。

事業計画及び成長可能性に関する資料 P27

2024年3月期の重点取組みとしても、APPBOXの市場浸透を踏まえた事業領域の拡大を目指しています。

APPBOXのSDKを活用したスマホアプリ開発をこれからのスタンダードにしていくことで、企業の内製化はもちろんのこと、当社を含むスマホアプリ開発会社におけるエンジニアの負担軽減を図ると共に、スマホアプリの活用を促してくれる。そんな未来が少し見えてきた気がします。

そのためにも、まずはAPPBOXの市場浸透に力を入れています!


「アイリッジがAPPBOXでつくりたい未来」

本日は、アプリビジネスプラットフォーム「APPBOX」について、ご紹介してきました。最後は(ほぼ引用してしまいましたが)当社取締役である渡辺のメッセ―ジで終わりたいと思います。

APPBOXによって、アイリッジが拓きたい未来もあります。

アプリを作ることを諦めていた企業・人に、新たな可能性を提供できます。

お金がないからと諦めていたデザインも、機能も、ある程度自由に作れることになります。

また、大企業の中には今アプリの開発を内製化している場合もあります。彼らがモノをわざわざゼロから作ることに時間をかけるのではなく、アイリッジが提供するツールを活用してビジネスの本質的な思考に時間を使ってもらいたい、とも考えています。

渡辺智也@OMO開発のアイリッジ取締役 note記事より


今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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(留意事項)
本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、
有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。

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