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写真と旅の思い出

近頃は写真撮影可能な美術館や博物館が多くなりましたが、以前は禁止されていたように思います。

写真撮影不可な展示を見たときはそれでも「思い出に何か」と絵葉書を買ったりしたものです。

手元には色あせてしまったそんな絵葉書が何枚かあります。


2003年12月に初めてフィレンツェのウフィツィ美術館を訪れた時に買った絵葉書。
ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」


 確かに、写真を撮ることに気を取られていると、あまりじっくり絵や展示してある物を鑑賞することに集中できないのかも知れません。


2023年6月、久しぶりにフィレンツェへ旅行して、「ヴィーナスの誕生」を鑑賞しました。
 懐かしい友だちに再開したようでした。



ボッティチェッリの「春」


 でも後になって、ときどき振り返って見られるのが、写真のいいところですよね。


 実は私が初めて日本を出て海外旅行をした時には、カメラを下げていかにも観光客らしく写真を撮るのが恥ずかしくて、写真を全く撮りませんでした。

 おかげで今でもその時の思い出になる写真はほんの僅か。 後になって何度も、あの時写真を撮っていれば振り返ってみることができたのにと後悔しました。


私にとって初めての海外旅行先だったドイツのテュービンゲンの街並み。1997年の写真です。


   最後まで目を通してくださった方、ありがとうございます。





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