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【遊戯王】除外を駆使する!「不自由な選択」【デッキ紹介】

皆さま、どうもです。
彩葉(いろは)と申します。

初めましての方も、そうでない方もどうぞよろしくお願いします。

さて、前回の記事では今までのデッキ紹介の振り返りや変更点などをご紹介致しました。
その際、“次回はボツ案集!”などと予告しておりましたが、需要なくね?とギリギリ踏みとどまり、だったら最近お気に入りのデッキをご紹介しようと相成りました。

…デッキ紹介はしないと言ったが、アレは嘘だ。

成長の見えない拙い文章ですが、是非最後までお付き合いください。


【デッキレシピ】

【デッキの起こり】

今回の主役

AGE OF OVERLORDに収録されたTGの新たな大型Sモンスター。こちらのカードの②効果を上手く利用できないかと考えたところから、今回のデッキ作成は始まりました。①効果で相手のEXモンスターを除外できるので、それを利用するのも一興です。しかし、除外からのssは自分モンスターでも良いため、どうせなら自分のモンスターを悪用した方が面白そうだと考え、上手く使える条件を以下にまとめてみました。

1.自分・相手ターンに除外するorされる
2.ターン1制限がない
3.あまり強固な妨害を行わない
4.準備しやすい

…そんなモンスターいるわけが

以下《Ω》

いました。(お約束)
ターン1のない自己除外。相手の手札を一時除外する微妨害効果。シンクロ条件の緩さ。
まさに追い求めたカードがここにありました。

《Ω》と合わせることで毎ターン相手の手札を2枚除外して行動の選択肢を狭めつつ、さらに《TG グレイヴ・ブラスター》(以下《グレイヴ》)自身の効果でEXからの展開抑止が狙えます。

またTGの罠カードである《TG-クローズ》(以下《クローズ》)とも相性が良いときました。

Ωの自己除外に反応して再セット&Ωで除外から墓地へ帰還

これをコンセプトの軸にしたら面白くなりそうということで、《グレイヴ》と《Ω》、そして《クローズ》を揃えるデッキを考えていきました。

【初動】

まず考えないといけないのは《グレイヴ》を出す手段です。“Sチューナー+S非チューナー2体以上”という重たい条件を達成するためにどうすべきか。
これも同じパックに収録されている新規のTGたちが簡単にしてくれました。

TGぶっ壊れ新規
TGの初動
属性・レベルの恩恵がデカい

これら新規のおかげでレベル2シンクロを行うことが出来れば《グレイヴ》まで届くようになりました。
以下、展開例です。

これにより《グレイヴ》+《クローズ》(墓地)の用意が可能となり、目指したい盤面の75%は達成されます。

では肝心のレベル2シンクロはどう行うか。
これもAGE OF OVERLORDに入っているあのテーマに託しましょう。

環境にもカジュアルにも引っ張りダコの「スネークアイ」テーマから先述の《TG ロケット・サラマンダー》や《ジェット・シンクロン》へアクセスすることでレベル2シンクロの達成を図ります。
また、このデッキで「スネークアイ」テーマを採用出来るということは《Ω》へのアクセスも簡単に出来るというメリットもあります。

高級なおねぇさん(以下《黒魔女》)

というのも「スネークアイ」テーマとは切っても切り離せないこのカードのおかげなんですね。
初動である「スネークアイ」にアクセスしやすく、ssしやすいレベル7モンスターということで、先に述べた初動で使った《ジェット・シンクロン》と合わせて《Ω》を作れます。
なんなんだこの完璧なねぇちゃん。

ということで、「スネークアイ」テーマ+《黒魔女》のおかげで、ある程度の安定性を保ちつつ理想盤面である《グレイヴ》+《Ω》+《クローズ》が達成出来るようになりました。

【別コンセプト】

《グレイヴ》を活かすことを考えて《Ω》と合わせることを見出したわけですが、これはあくまで相手ターンでの動き。自分のターンでも《グレイヴ》を活用出来ないと勿体なく感じます。
また、《黒魔女》に確実にアクセスできるわけでもないので、毎回《Ω》が用意出来ているとも限りません。《Ω》とは別に自分・相手ターンに何かモンスターを除外できる手段を用意しなくては…

ピッタリですやん!
「スネークアイ」で動いているのでコストの工面は心配ありません。ましてや《スネークアイ・オーク》のおかげで炎属性・レベル1モンスターは除外から帰還出来るので、こちらのリソースに支障をきたすこともありません。
《火遁封印式》で相手の墓地から優良なモンスターを除外して《グレイヴ》でパクるも良し、蘇生させたい自分の炎属性モンスターを除外して《グレイヴ》で出しつつ、相手の墓地利用を妨害しても良しと至れり尽くせりです。

さてさて、自分ターンに蘇生して旨みのある炎属性モンスターはっと…

キミに決めた!!
《蛇眼の炎龍》を絡めて《プロキシー・F・マジシャン》をリンク召喚出来れば、墓地から炎族である「スネークアイ」と機械族である《ジェット・シンクロン》が蘇生されるため、このカードを出すのに苦労しません。
また《プロキシー・F・マジシャン》と《重爆撃禽ボム・フェネクス》で《S:Pリトルナイト》を出して墓地から《重爆撃禽ボム・フェネクス》を除外することで追加バーンが可能となります。
ヘイトを散らすために、わざとそのまま相手にターンを返し、《重爆撃禽ボム・フェネクス》が場に残ってターンが返ってきたらバーンを起動。除去されても《火遁封印式》で除外してから《グレイヴ》で再出力してのバーンが狙えます。

かくして《グレイヴ》を活用した別コンセプトを組み込むことができました。

【課題】

さて、ここまでいとも容易く理想盤面が出来上がるように書いていますが、それは現代遊戯王のパワーが許してくれないことが多いです。
ましてや《グレイヴ》はなんの耐性も持っていないため、せっかく《グレイヴ》と《Ω》を並べられても簡単に《グレイヴ》を処理されることがザラにあります。先述した別コンセプトも《グレイヴ》に依存しているため、突破された後はただ殴られて死を待つのみになってしまいます。なんとかしなければ…

ここで取れる選択肢は2つ。
1.《グレイヴ》に耐性付与or身代わりを用意
2.《グレイヴ》に依存しない戦法を作る

ここは好みが分かれるかと思います。
是が非でも《グレイヴ》を守ってコンセプトを貫くか、戦術の幅を広げるか。

僕は後者を選びました。
というのも、《グレイヴ》単体のスペックが高いので、《グレイヴ》を守るとそれだけでゲームエンドまで持っていけてしまうと思ったからです。また、守るためのカードが突破されたり、引き込めなかった場合には、結局殴られて終わるのを待つだけになってしまいます。
相手のEXを封じ、手札を減らしてビートダウンで勝つのは、少し魅力に欠けると思った。

【別戦術の選定】

ですが、コンセプトと別の戦術を組み込むことは容易ではありません。別戦術のためのカードがメインコンセプトを邪魔したり、メインコンセプトの動きや初動等に繋がらないことが多いからですね。

理想としてはメインコンセプトのための初動になりつつ、別戦術の一角を担ってくれるようなテーマが欲しいところ。

スネークアイ…
蛇眼の炎龍…
永続魔法…

以下《ペガサス》
《蛇眼の炎龍》と好相性!


キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

《蛇眼の炎龍》で《ペガサス》を永続魔法化させることで自分・相手ターンに《ペガサス》が永続魔法として場に置かれるため、《心の架け橋》の③効果でバウンス妨害を打ち続けられる!
もろたで工藤!

しかも、《ペガサス》は1枚からランク4を立てられるので、《ヘルフレイムバンシー》から「スネークアイ」テーマの動きに繋げられます。
さらに美味しいことに、《ペガサス》をサーチ出来る《聖騎士の盾持ち》は《ケンタウルミナ》になることが出来ます。

《ケンタウルミナ》は①の起動効果で墓地からレベル2以下のモンスターを蘇生出来るので、レベル2チューナーを釣り上げて《Ω》になるも良し、場に《TG-オール・クリア》が残っていれば《TG ロケット・サラマンダー》を蘇生して《グレイヴ》の巻き直しを図るも良しと、デュエルの中盤以降も仕事が出来るキャリアウーマンなのです。

初動のみならず中盤以降の盤面形成や別戦術として一役買ってくれる「宝玉」と「聖騎士」。
《グレイヴ》が突破された場合の回答としては上出来ではないでしょうか。(自画自賛)

【その他の主な採用カード】

・幽世離レ

主に《Ω》で一時除外した相手の手札を返さないようにするのが仕事です。
他にも《グレイヴ》と合わせて妨害+強奪に使えたり、墓地効果で「スネークアイ」関連をデッキに戻しつつ後続の妨害を用意出来ます。

・エニグマスター・パックビット

魔法&罠ゾーンのモンスターを前進させてくれる便利なカード。こちらは別戦術の《蛇眼の炎龍》と同じような働きをしてくれるカードとして採用しました。今までこのカードに頼ったデュエルはありませんが、お守りとして投入しています。

・アクセスコード・トーカー

場・墓地からリンクモンスターを除外することでチェーン不可の選んで破壊を飛ばせる最強カード。
こちらは《グレイヴ》と合わせて使うことを想定しており、《アクセスコード・トーカー》で除外したリンクモンスターを盤面に再出力させて、一気にキルラインまで相手ライフを削り取るために入れています。《Ω》や《火遁封印式》以外での《グレイヴ》の活用法として重宝しています。

以上。

【あとがき】

ここまでお読みいただきありがとうございます。
このデッキは自分の中でもかなりお気に入りで、調整に力を入れているデッキです。
色々な方法で《グレイヴ》が活躍してくれる上、別戦術をデッキ内に無理なく投入できた点がビルダーとして少し成長を感じました。
ビートダウンや連続バーンなど勝ち筋も多いため、使っていてとても楽しいものに仕上がりました。

その脅威を皆さんも是非味わってみてください。
(沢山リモート等で対戦して下さい<(_ _)>)

最後に今年一年、無名の僕の記事をたくさんの方に読んでいただけて、ありがたいことにスキやコメントもたくさんいただけました。
ほんとうにありがとうございました。
2月から始めて毎月投稿しておりますが、来年もこの調子で継続していくつもりですので、どうか皆さまお付き合いください。

このデッキや記事が良かったらスキやフォロー、コメントをいただけると嬉しいです。
Xでもフォローやコメントをお待ちしておりますので、気軽にお声掛けください。

それでは皆さま、良いお年を。

ではでは。。。






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