見出し画像

【遊戯王】侵食せよ!「蠱毒」【デッキ紹介】

皆さま、どうもこんにちは。
彩葉(いろは)です。
今回もデッキ紹介やっていきます。
是非最後までお付き合いください。
そして是非是非フォローやいいね、感想などもお寄せください。(強欲で貪欲)

ことの起こり

さて、今回のデッキは、とあるテーマを使いたいと思ったところから始まりました。
それがこちら。

12期に入って大幅に強化(リメイク?)された、俗に言う“キマイラ”テーマです。
特に、画像の《幻獣王キマイラ》は、ハンデス+特定種族のモンスターを相手ターンに蘇生させるといった、かなり強い効果を有しております。
特に、この蘇生効果に魅力を感じた為、今回はこの《幻獣王キマイラ》を主軸にしたデッキを組んでみよう!といったところから始まりました。

この相手ターン蘇生効果で何を出すか。
ここは安直に《魔轟神アンドレイス》(以下《アンドレイス》)を筆頭にしました。

《アンドレイス》はSS成功時に2ドロー1ディスする効果があり、この効果を相手は手札を1枚捨てて無効にできます。
何が強いの?って感じですが、

・ドロー効果によるハンドアドバンテージ
・無効にされても1ハンデス

と、自分のアドバンテージ増加を図ることも、相手のアドバンテージを割くこともできる、まさに“可能性の塊”です。たまに悪さするけど…
この効果がSS成功時に発動できるので、自分ターンのシンクロ召喚時はもちろん、《幻獣王キマイラ》の効果で蘇生した際にも使えます。
ドローorハンデスが往復で使えるの強すぎでしょ。

また、相手の手札からモンスターが墓地へ送られたら、そのモンスターをパクるといった効果も有しており、自身のSS時効果を無効にするために相手がモンスターを手札から切れば、そのモンスターのコントロールを得られます。
といったプレッシャーをかけられるのはもちろんのこと、どんな形であれ手札からモンスターが墓地に送られたら良いので、能動的なハンデスでこの効果起動を狙っていくのも良し、手札コストを切る動きの牽制として置いておくだけでも良しと使い勝手抜群です。

そうです。今回のコンセプトは至ってシンプル。

《アンドレイス》のSSを繰り返し狙ってハンドアドバンテージを得よう。

といったものです。

デッキレシピ

お待たせしました。デッキレシピです。
前置き長くね?

めちゃくちゃ“普通”って感じ

メイン・EX共に採用理由は簡単なもの。

①どうやって《幻獣王キマイラ》を出すか
②どうやって《アンドレイス》を出すか
③《幻獣王キマイラ》の使い回し手段
④能動的なハンデス手段
⑤《アンドレイス》以外に《幻獣王キマイラ》から蘇生して強いモンスター

上記のいずれかに当てはまるカードが大半を占めており、そこに少々スパイスを加えただけです。

このデッキでは初手次第で最初の動きが変わるので、まずはその解説から参りましょう。

初動の解説

まず確認するのは《幻獣王キマイラ》の召喚が狙えるかどうかです。
厳密には《ミラーソードナイト》を握っているかですね。

墓地効果も優秀

この初動は有名かと思われますが、知らない方の為に、簡単にご紹介します。

《ミラーソードナイト》ns効果でデッキから(大翼のバフォメット》SS。《大翼のバフォメット》効果でデッキから《幻爪の王ガゼル》+《合成獣融合》サーチ。《合成獣融合》で《大翼のバフォメット》と《幻爪の王ガゼル》を融合し《幻獣王キマイラ》SS。《幻獣王キマイラ》でエンド時ハンデス、《幻爪の王ガゼル》で幻想魔族モンスターサーチ、《大翼のバフォメット》で墓地から《ミラーソードナイト》蘇生。墓地の《合成獣融合》効果で自身をサルベージ&セット。

早すぎるモンスター
君、やりすぎじゃない?

基本的に上記の動きをして、相手ターン中に《合成獣融合》を発動し更なる融合モンスターで妨害していく形です。

初ターンに《幻獣王キマイラ》が出せて盤石な構えが出来たのなら、相手ターン中に《ミラーソードナイト》効果で《大翼のバフォメット》をリクルートし、《大翼のバフォメット》の効果でレベル4の獣族モンスター+《合成獣融合》のサーチを行い次ターンに備えます。

もし、《幻獣王キマイラ》の召喚が狙えない手札だった場合はレベル2モンスターを並べて《森のメルフィーズ》or《ギガンティック・スプライト》を出すことでメルフィーに触れる動きをします。
筆頭は《レスキューキャット》、もしくは《解門ギミック》です。
特に、《解門ギミック》から入れた場合、《メルフィー・キャシィ》(以下《キャシィ》)から《幻爪の王ガゼル》のサーチが可能な為、自分ターンに解門で悪魔族モンスターの蘇生ができれば《幻獣王キマイラ》の召喚が狙えるようになります。

また、メルフィーでの動きの最中に《キャシィ》から《魔轟神獣ケルベラル》(以下《ケルベラル》)のサーチも可能な為、《アンドレイス》の召喚に必要な魔轟神チューナーも用意できます。
さらに最初の《キャシィ》のサーチ先を《メルフィー・ラッシィ》にすることで相手ターン中に《うきうきメルフィーズ》の召喚が可能であり、その強力な効果で相手の展開を妨害できます。

モンスター版“強制脱出装置”

さらにさらに《うきうきメルフィーズ》はレベル4モンスターの為、場に残ればサーチした《ケルベラル》と合わせて《アンドレイス》の召喚が可能となります。
さらにさらにさらに《うきうきメルフィーズ》は獣族モンスターの為、《幻獣王キマイラ》の蘇生先になれます。その為、もし突破されても《幻獣王キマイラ》で蘇生させた後に《ケルベラル》とのシンクロ召喚で《アンドレイス》にいけます。

さらにさらにさらにさらに(くどい)
《うきうきメルフィーズ》の妨害効果はSS成功時に発動できるので《幻獣王キマイラ》から蘇生して単純な妨害として使えます。

ほんと、噛み合い良すぎですよね。

ツラツラと述べましたが、理想的な初動パターンとしては

①《ミラーソードナイト》から《幻獣王キマイラ》の融合召喚
②ランク2からメルフィー展開

の2パターンが用意されています。

《アンドレイス》の出し方

いくつかパターンはありますが、手札や盤面によって結構アドリブで出すことが多いです。

・《ケルベラル》+《うきうきメルフィーズ》

恐らくこのパターンが1番多いかと思います。これもいくつか派生があり、《うきうきメルフィーズ》を出す手段として、前述の《幻獣王キマイラ》から蘇生するか、《ケルベラル》を捨てて《魔轟神獣アバンク》の自己蘇生+《暗黒の招来神》で《うきうきメルフィーズ》をシンクロ召喚するなどあります。

・《ケルベラル》+《暗黒の招来神》+《白銀の城の火吹炉》

《七精の解門》は手札を捨てて墓地から攻守0の悪魔族モンスターを蘇生できます。このコストに《ケルベラル》を充てることで、自身の強制効果で墓地から蘇生でき、召喚権を用いることなくレベル2モンスターを並べることができます。
この動きから初動で説明した《森のメルフィーズ》や《ギガンティック・スプライト》にいっても良し、《うきうきメルフィーズ》をシンクロ召喚しても良しです。
ですが、ここでさらにSSしやすい《白銀の城の火吹炉》と合わせてシンクロすることで、《アンドレイス》を出すことが可能です。

主にはこのパターンですが、手札や展開次第では《ケルベラル》+《ミラーソードナイト》など場に残ったモンスターと合わせるなどもありますので、状況と相談しながら《アンドレイス》の召喚を狙っていきます。

…基本アドリブ前提だから書くことないので、ここからはこのデッキにおける各テーマの仕事について述べていこうと思います。

各テーマの解説

・キマイラ関連

前述しましたが、《幻獣王キマイラ》が出せたらほとんど仕事は終わりです。強いてあげるとすれば初動が終わった後、2回目の《大翼のバフォメット》のサーチ効果で

①《レスキューキャット》をサーチしてメルフィー展開
②《魔星のウルカ》をサーチして除去ケア

などでしょうか。

・メルフィー関連

このデッキのエンジン的な役割です。
前述した《大翼のバフォメット》→《レスキューキャット》からメルフィーに繋がったり、逆にメルフィーから《幻爪の王ガゼル》→《幻獣王キマイラ》と繋がるので、どちらの動きから入っても良いのは心強いですね。

また、メルフィーから《ケルベラル》をサーチ、サルベージできるので、これで毎ターンレベル2チューナーの出力が可能です。

メルフィーはデッキの主要パーツに触れるテーマなので、できるだけ早く盤面に供給することを狙っていきます。

・解門ギミック関連

前述したランク2に繋げる為のテーマです。《七精の解門》の蘇生コストが“手札を捨てる”ので、《ケルベラル》と好相性なのも良い点ですね。
また悪魔族モンスターをSSできるので、《幻獣王キマイラ》の融合素材を簡単に用意できるのも良いところ。

・魔轟神関連

《アンドレイス》などの各種シンクロモンスターを出す為のチューナーが主な役割。ですが、上振れで初手に《解門ギミック》と《ケルベラル》を合わせて握っていれば、墓地に《白銀の城の火吹炉》を用意しつつ《森のメルフィーズ》を立てることができます。
また、《白銀の城の火吹炉》もコストで手札を捨てるので、これに《ケルベラル》を充てれば盤面に罠カードを用意しつつ《ケルベラル》を出力することも可能です。

・白銀関連

デッキの罠カードに触る為の採用です。
主に触りたい罠カードとしては以下の通りです。

・弑逆の魔轟神、伍世壊砕心、逢魔ノ刻
→主に《アンドレイス》の蘇生。その他状況によって蘇生対象は変えます。
・聖邪のステンドグラス
→能動的なハンデス手段。
・バージェストマ・レアンコイリア
→除外されている《幻獣王キマイラ》や《ビックウェルカム・ラビュリンス》を墓地に戻して効果を再利用する為。
・鉄獣の抗戦
→墓地に獣族モンスターが多数貯まる為、《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》(以下《シュライグ》)を出して妨害を行います。
・罰ゲーム
→このデッキのスパイスその1。ハンデスやバウンスで手札枚数の調整ができるので、撃てたらいいなぁ程度の立ち位置です。

また、《白銀の迷宮城》は《幻獣王キマイラ》と似たような役割を担っており、通常罠カードが発動すると墓地から悪魔族モンスターを蘇生できます。
これで《アンドレイス》の蘇生ができる為、あまり《幻獣王キマイラ》に依存せず戦うこともできます。

《幻獣王キマイラ》で蘇生させたいカード

続いては、このデッキにおける《幻獣王キマイラ》で蘇生させて強いカードや相性の良いカードの紹介です。

《魔轟神アンドレイス》

何度も説明してますが、ここでもご紹介。基本的には《アンドレイス》の蘇生を狙っていき、ハンドアドバンテージを得て戦っていきます。

《幻惑の魔術師》

《幻爪の王ガゼル》からサーチする筆頭です。《幻獣王キマイラ》は相手ターン中であればいつでも墓地のモンスターを蘇生できるので、《幻惑の魔術師》をバトルフェイズ中に出せば、攻撃宣言の抑止力となってくれます。

《迷宮城の白銀姫》

おっふ…( *˙˙*)

罠デッキにおいて継続的なアドバンテージを供給してくれる高耐性モンスター。対戦相手はかなりこのモンスターの除去に手を尽くしてくるので、せっかく突破した《迷宮城の白銀姫》がまた戻ってくるとなれば、心的ダメージも計り知れないものでしょう。(実際、僕は嫌だ)

《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》

以下《アンヘル》

言わずと知れた最強悪魔族シンクロです。このモンスターもSS時に除外効果を撃てるので、高打点モンスターが場に供給されつつ1枚除去できるのは文句なく強いでしょう。

《うきうきメルフィーズ》

こちらも前述しましたが、再度紹介。
破壊耐性持ちモンスターの対処ができつつ、場に残れば新たな大型モンスターを展開する碑になってくれるので、重宝しています。

その他の採用カード

《ツインツイスター》

僕の大好きなバック除去カード。
自分の展開を始める前の妨害ケアとして運用できますし、何よりコストで手札を捨てるので、《ケルベラル》のSSも狙えます。

《ラビュリンス・バラージュ》

自分の発動した罠カードに直接チェーンして発動でき、その直前の罠効果に自身が書き換わるという、ちょっと珍しいカード。
このデッキでは《聖邪のステンドグラス》をコピーします。これにより相手は2枚ドロー&4枚ハンデスになるので、《アンドレイス》の相手モンスターをパクる効果まで狙いやすくなります。
単純なハンデス増強として運用しても十分強いですけどね。

《魔力の棘》

スパイスその2。これだけハンデスを狙っているデッキなので、何か相性が良いカードがないかと探した結果、こちらを採用しました。
このカードが場にある状態で《アンドレイス》のSS効果を無効にするには、相手は手札を捨てて500LP失わないといけなくなり、ほぼ確実にドロー効果が通るようになります。
前述の《聖邪のステンドグラス》+《ラビュリンス・バラージュ》が決まれば、相手は2ドロー&4ハンデス&2000ダメージと踏んだり蹴ったりです。

《ガーディアン ・キマイラ》

《合成獣融合》から相手ターンに出す融合モンスターの選択肢その1。ドロー&破壊効果、3300の攻守は強力そのもの。「融合」がないので対象耐性が得られないのは痛手ですが、それでもあまりある性能をしています。

《マグナム・ザ・リリーバー》

《合成獣融合》から出すモンスターの選択肢その2。
①、②効果は共に強力で、尚且つ悪魔族レベル8モンスターなので、《幻獣王キマイラ》の蘇生対象になれ、《ビックウェルカム・ラビュリンス》の墓地効果のグレードアップ対象になれます。

《ヴィサス=アムリターラ》

《アンドレイス》+《ケルベラル》から出すモンスターで、主にデッキ内のマナドゥム罠カードに触る為に採用されています。
自身がレベル8チューナーなので、《解門ギミック》で蘇生させた《暗黒の招来神》または《白銀の城の火吹炉》と合わせて《アンヘル》にもなれます。

スプライト関連

メルフィーや《白銀の城の火吹炉》、《ケルベラル》などに触る為に採用されています。以上。

鉄獣関連

実は《幻獣王キマイラ》と相性が良いです。《シュライグ》がある状態で《幻獣王キマイラ》により獣族モンスターを蘇生できれば、《シュライグ》の効果で相手盤面を1枚除外できます。この蘇生を《うきうきメルフィーズ》にすれば、さらに相手モンスターをバウンスできるので、かなり強力な妨害効果となります。

以上が今回のデッキ紹介になります。

最後に

さて、今回のデッキはいかがでしたか?
このデッキは何か明確な強い動きや面白い動きがあるわけではありませんが、その時々の状況によって色々な選択肢を生んでくれて、その都度MVPカードが変わるので、使っていて非常に面白いデッキとなりました。
まだ実装されたばかりの幻想魔族モンスターですが、今後の新規次第では大化けしそうなので楽しみなテーマです。
それに先駆けて“キマイラ”テーマでデッキを組めたことは、今後の経験値として非常に有意義なものになったと思います。

デッキ名は「蠱毒」(こどく)です。
古代中国で使われていた呪術のひとつで、1つの壺の中にたくさんの虫や動物を入れ、最後の1匹になるまで争わせます。その後、残った1匹から取れた毒や肉を呪いたい相手に摂取させることで、相手を呪うといった呪法です。
このデッキでは、“デッキ”という1つの囲いの中に多種多様なテーマが入っており、“ハンデス”といった毒でじわじわ相手を蝕んでいく様子から名付けました。珍しく気に入っています。

今回も最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございます。
今回のデッキ紹介記事が良ければ、スキやいいね等で反応いただけると嬉しいです。
もちろん感想もTwitterやコメントにてお聞かせいただけると泣いて喜びます。
是非是非、よろしくお願いします。

それでは、今回はここまで。
また次回の記事でお会いしましょう。

ではでは。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?