夏の夜とお月さま

やっと梅雨があけた今日。
昨日までの雨が嘘みたいに、カラッカラの夏日。
梅雨の時期は天気予報もあてにならないし、さっきまで晴れてたと思えば急にスコールのような雨がふる。まるで最近の私みたい。

夏の夜が好き。
去年の夏もよく自分の部屋の小さなベランダで涼んでたな〜。
去年と比べると6倍高いところにある今のベランダ。眺めも6倍は良くなったと思う。
真下には駅で、騒音をあまり気にしない私でもさすがに近ごろは気になっちゃう。あ、3つも線路もあったんだ、真ん中の線路って使ったことあったけ？

音楽を聴きながら、ぼけーっとするこの時間が大好きだけど、たまには孤独も感じる。
一昨年まで喧嘩しながらも一緒に暮らした妹とも今は110キロも離れてるのか、コロナのせいで入社してから一度も帰れてない実家とは276キロも離れてて、最近なんだか上手くいかない彼氏とは37キロ離れてる(心までそんな離れてないことを切にいま祈った)

はぁ、あんた縁もゆかりもない見知らぬ地で良くやってるよ〜って自分を褒めてみるけど、今日はなんだかダメそう。

先日は干した布団が暴風と雨によってベランダの端っこでスライムみたいにくっちゃくちゃになってて、慌てて取り込もうと思ったら床まで濡れてて足の指を角にぶつけるし、咄嗟に手をついたベッドまでも濡れてた。
最悪だって彼氏に電話したら、なぜか最後、電話を切る時には雰囲気が悪くなって予定してた旅行をキャンセルしてた。

後日、仲直りの電話をしたら、これまた最後にはややこしいことになって今は彼から連絡がこないし、申請した明日の有給も案の定、申請カット。
これがまさに負の連鎖なの？

自分でもわかるくらい、今の自分輝いてない。

でも、今日のお月さま、めちゃくちゃ輝いてます。満月じゃないけど、めちゃくちゃ明るい。
地球と38万キロも離れてるのに、地球にまでちゃんと明るさが伝わってくる。真っ暗な空の中でキラキラしてるわけじゃないけど、ちゃん輝いてる。

小っ恥ずかしいけど、お母さんと電話するとよく"エリはママの星だよ"って言ってくれるけど、今のエリじゃ、お母さんのいる276キロ離れた実家からもわかるような輝きは届けられなさそうです。

お月さまどうかその輝き、私にも分けてください。