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「歩幅」

今日は、2023年12月30日土曜日。この一か月間、どこかで2023年の振り返りをするための文章を書こう、書こうと思いながらあっという間に一ヶ月が終わろうとしていて、改めて時間の流れの早さを感じている。今年は引越をしたり、文学フリマに出店したり、仕事で悩んで病院に行ったり、広島と岡山に初めて旅行に行ったり、日記祭に参加したり、色々と変化があった年だったなぁと思う。

仕事で文章というか会議の議事録を書く場面も去年よりも格段に増えて、短時間でポイントを絞って分かりやすく文章を書く、というのも鍛えられたような気がする。(本当に気がするだけで、上手くなっているかどうかは別にして)30分、1時間の中でたくさんお話したけど、その中で一番大切なことはどれ?と聞かれる場面が多々あって、その時に全部大事だけど「全部大事です」と答えることはできない、みたいな無言の空気が流れているような気がして、途中で辛くなる時もあった。そんな時期も何とか乗り越えて、議事録は議事録、自分のために書く文章は文章で大切にしよう、したいと思えるようになった。思えるようになって良かった。

2023年は仕事7割、プライベート3割みたいな出来事で日々、時間が流れていたように思う。とにかく辛くて朝起きても涙が出てくるみたいな時期もあったり、病院に行って話し始めたらすぐに泣けてくる、とか初めての経験もして、このまま続けられるかな、辞めたいな、でもな、前進したり後退したりの繰り返しをしていたのが今年の5月頃。それから紆余曲折あり、自分の中で一つの目安、目標として考えていた「今年の12月までは今の部署で働く」というのは何とか達成できそうで安心している。本当に、本当に良かった。今月12月は、特にお客様から労いの言葉をかけていただく機会もあり、その言葉一つ一つも自分自身の思い出になり、積み上げてきたことが無駄じゃなかったと感じることができた一ヶ月だった。大変なことや難しいことは数えきれないほどたくさんあるけど、それでも一つ一つ丁寧に、誠実に向き合うことは止めずに、石をぴかっと磨いていくような、そんな一日一日を過ごしていけたら良いな。

文学フリマ、日記祭を通して、日記を書くことに向き合えた一年でもあった。自分自身の中で日記を書くことはとても大切な一つになっているのだけど、何で大切な一つと考えるのか、真意の部分はこれからも深めていけるだろうなぁとも思う。私にとって書くことは自他を見つめることに直結していて、書くことで初めて見えてくる感情もあったりして面白いなぁと思いつつ、救われている部分もある。これからも細々とでも書くことは続けていきたい。撮るのも然り、詠むのも然り、好きと思えることに出会えて良かったと思う。日記や書くことを通して新しい出会いにも恵まれて、本当に嬉しくて、本当に有難いなぁと思いつつ、本当にありがとうございます。

2023年は変化の年でもあり、二十代最後の年でもあり、たくさん悩んで考えて、大切な一つに向き合えた一年だった。来年2024年はどんな年になるだろう、と考えながら、いつ何があっても後悔しないように生きたい。何かあった時に何かしらの後悔は浮かんでくるかもしれないけど、それでも、と思う。

撮ったり読んだり、書いたり詠んだりしながら、来年、新しいことにも挑戦してみたいなぁと考えているので、またそれらに向かって少しずつ歩いていきたいと思います。一年間、本当にありがとうございました。来年2024年、素敵な一年になりますように。

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