見出し画像

生き地獄からのDTM Vol.9 - フラット[エモコア調J-ROCK]

どうも僕です。IRAKAです。

制作期間の最長記録、更新です……前曲の公開からおよそ5か月(爆)
制作が難航したわけではなく、喉の不調が原因でした。

前曲のLeaev(s)の時は喉の調子が悪いまま、回復を待つ無為な日々を過ごすことに耐えられず、半ば無理やりレコーディングしました。
その後、質の悪い音のせいで編集作業でかなり苦しんだので、今回は同じ轍は踏みたくないと思い、喉の回復をじっと待っていました。
そしたら5か月(泣)

5か月の間、まあまあ色々悩みました。ヘタクソなボーカルにこれ以上固執するメリットってあるのかな、とか、ボカロの方が少なくとも今よりは多くの人に聴いてもらえるだろう、とか。
でも結局はシンプルに「やりたいからやる、そして自分の曲はなるべく自分の手(声)で仕上げたい」という答えに行きつきました。

曲の表層的なクオリティを磨くことや、リスナーの間口を拡げることも大切だと思います。でも、本心からやりたいと思えないことに、人生の貴重な時間を費やすことが正解だとは、どうしても思えませんでした。
大人になりきれない、だからダメなんだよな……と自省しつつ、でも自分に嘘をついてまで続けることじゃないよな、という結論に至りました。

いきなり真面目な話になってしまいましたが、そんな心持ちを経て完成した今回の曲、体重が乗っかりまくった良い出来だと自画自賛しております!

それでは、今回も誰に頼まれた訳でもないセルフ解説とともに、新曲をご紹介させていただきます。
よろしければ、フォロー、チャンネル登録、いいね、シェア、なんでも良いのでよろしくお願いいたします!

願わくば、この曲が必要な人へ届きますように。


詞とメロディについて

サビのコーラス部分(ずっと待ってるずっと待ってる)と大まかなコード進行だけ先に思いついて、あとは考えが巡るままに付け足していきました。

サビの歌詞だけは結構苦労して、最後の最後までなかなか決まりませんでした。40パターンくらい作った挙句、結局全部ボツにして、作り直したのが今のサビです。(作り直しは早かったですが、40パターンの屍があったからこそ)

今回は、言葉のリズム感や押韻を意識しつつ、前後の文脈が破綻しないことだけ気をつけて積み重ねていったので、明確なテーマは決まっていませんでした。でも後から振り返ってみると、一応筋は通った内容になっているかと思います。
一言で言うと「絶望から見る希望」でしょうか。

ちょっと失敗したのは、自分の出しやすい音域から微妙に低い音程ばかりになってしまったことです。(ヘタクソなりに色々考えているのです……)
ギターで作曲すると大体こうなるので、我ながら学習しないなぁ、と自戒。。


曲について

最初は、ペトロールズのようなオシャレで軽やかなロックにしたい、と考えていました。サビのコーラスがリフレインする感じに、キレイなカッティングギターを乗せたりしたら良いんじゃなかろうか、と。

ところが、ちょっと暑めなエモロックといった風情の仕上がりになってしまいました。サビのコーラス以外は詞とメロが全然軽やかじゃないから、自然な成り行きということで、もうしょうがないですね。あと、自分の中にはオシャレロック要素がたぶん無いんでしょうね。。
でも、コレはコレで悪くない、と自画自賛しております。

アレンジで特に意識したポイントとしては、なるべく音数を少なくシンプルにすること、曲調に合わせてBPMは抑え目にすること(今まででテンポ最遅)、使用ギターはレスポール(Standard ’13)だけどストラトっぽい音に近付くよう頑張ってみた、の3点です。


使用した主要プラグイン

ボーカル:WAVES Vocal Rider

地味だけど、コレがないとコンプとか後工程の具合が大分変わります。

ギター:TMT TONOCRACY

これ無料なんですが、なかなか使いやすい。アンシミュは色々お試し中なので評価は保留ですが、エレキギター持ってるならとりあえずダウンロードでOK案件。

ベース:SPECTRASONICS TRILIAN

コレは買ってよかった。音が良いです。生楽器系の曲はしばらくこれ一本になりそう。

ドラム:BFD Player

単体だと悪くないけど、2mixに入れると変に加工された音が扱いづらい。。やはり生ドラムはフリー音源では無理があるなぁ。

ミキシング:UAD Sound City Studios

ちょっと扱いが難しいところはありますが、これを通すと生音に近くなる、気がします。バンド系サウンドには必携かも。。


歌詞

乾いた言葉が頬の上舞って
飾った言葉は宙に消え去って
君はそこから動けなくなって
軋んだ掌 触れたら瘡蓋になって
二度と戻らない

くぐもって 固まって
隅に追いやっていた
あの気持ち思い出し
足踏みしてる心の中
まだ分からない
そっと掴んで離さないでいて
あなたが契るように叫んで

ゆっくりとゆっくりと 聞こえてたような

(ずっと待ってるずっと待ってる)
叩いたドアに光が挿すこと
君の手を取り悼むこの日々を
止まった針が時を刻む音
離れた指が継なぐ歓びを

いま 涙は涙を追う

お願い 分かったような素振りで

どこかどこかで 離れてくような

いま 涙は涙を追う
また ぼくらもう一度交わす
いつか 見たような景色にある
君と僕はいつでもそこに いる






Best regards
IRAKA

いただいたサポートはプラグインや機材の購入へ充てさせていただきます。