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"二十年"

「二十年」
私の人生は第二章の幕開けと共に、第一章の終焉が近づいてきている。突然何を言い出したかと思うだろうか。「2024年4月7日」この日をもって私は十代という人生が終わるのだ。

思い返せば、私が生きたこの二十年間というものは、本当に訳のわからない小説であったと思う。何度も過ちを犯し、何度も失敗を重ね、何度も不幸な境遇に置かれたり、時には小さな救いでその場を凌いだ時もあった。果たして自分はこの二十年間、何を目指し、何を残して生きてきたのだろうか。

そう何度も自身に問いかけた日はあったが、未だ答えは導き出せていない。いやきっと、出すのが怖いんだろう。それは、私が創り上げたい人生というものを単調な物語で終えたくないからという強い意志と自我が形成されているからだと私はこの二十年間悟ってきた。

しかし、この節目を迎える時期が来ると、その強い意志と自我は段々と柔らかくなってくるのだ。しかし、それでもある一定の安定は必要ではある。収入が不安定だと私生活が成り立たない。情調が安定しなければ自我に影響が及ぼす。この現象と戦いながら、この先の人生を歩むことになるのか。

さて、残り僅かな十代の人生を少しでも堪能しておこうか。基本的な生活に変化は無いが、今しか出来ない事をとにかく堪能しておこう。

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