The Sense Of Wonder
大人になるにつれ、概念、意味づけという手持ちの、あるいは誰かのラベルを、やってきた光に貼りつけて、賢くなったかのように振舞ってしまう。
生き生きと新鮮な驚きをもって光を迎え入れなくなってしまう。
そうして、いつしか、手持ちのラベル、誰かのラベルのみで、現実という絵を描いて、その中に住まう。
自分の描いた世界であることも忘れて。
いつでも、いつまでも、澄み切った洞察力、畏敬すべきものへの直感力、美しいものを美しいと思う感覚を保ち、耕したい。
もしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」を授けてほしいとたのむでしょう。
(レイチェル・カーソン)
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