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今さらウルトラマンZ 好きな回トップ3

5歳娘と2歳息子が、両方とも体調を崩して家にいる。
外出することもできないため、家で延々とウルトラマンを見せているというわけだ。ありがとう、アマゾンプライム。

どのウルトラマンを見るかは息子のチョイスに任せているのだが、彼はおおむね「オーブ」「ジード」「ゼット」あたりを好んでいる。
俺も、ニュージェネレーションウルトラマンは「タイガ」がちょっと合わなかったなー、くらいだったのでどれを見ても懐かしく楽しめるのだが、やはりゼットは別格だ。何度見ても面白い。

そこで、その大変面白い「ウルトラマンZ」の各回の中から、特に俺が好きな話のトップ3を以下に発表する。
みんなもどうせ好きであろう回しかチョイスしてなく、面白みのないランキングになりそうだが、我慢して読んでいただきたい。

第3位「生中継!怪獣輸送大作戦」

まずはこれだ。第3話という早い段階の回だが、これが俺の中では、「今期のウルトラマンは、マッジで面白い!」と確信できた素晴らしい回なのだ。
一言で言えば、エンターテイメントに溢れている。
初っ端から怪獣ギガスVS特空機セブンガーのバトルから始まり、セブンガーの新必殺武器、硬芯鉄拳弾(ロケットパンチ)も炸裂する!
本編も、眠っているゴモラを起こさない様に輸送するという、慎重さが要求される作戦と、そのミッションを成功させることで新機体の予算を勝ち取る、という切実な目的が合わさり、愉快な緊張感を生んでいる。
そして何よりウルトラマンZ、ベータスマッシュの初お目見えとそのバトルだ。ベータ!スマッシュ!ダァァァァァァ!
ゴングが鳴らされ、まるでプロレスの電流デスマッチのようなケレン味の効いた笑える画作り!
エース兄さんから受け継いだギロチン技もバッチリ決めて、トドメのゼスティウムアッパーも爽快感溢れる!
ゴモラにはちょっと気の毒だったが、総合点の非常に高い回だったと言えよう。

第2位「最後の勇者」

え?
この話嫌いな人いるの?
もちろんランクインだ。
1位にするか迷ったくらい好きな回だ。
ウルトラマンAに元々思い入れがあった人はその変わらぬ勇姿に感動し、ウルトラマンAなんて知らないよ、なんて人にも十分にその魅力が伝わったであろう、理想的な客演回だった。
超獣バラバ、ひいては異次元人ヤプールの狂気的なエースへの執着も気持ち悪くてよかったし、この令和の時代に、兵器としての超獣という異質な存在を再定義してくれたのも嬉しかった。
そして何より、Aの畳み掛けるような必殺技の連続!技名も全部叫んでくれて子供たちにも大受けだったに違いない。
す、スペースZだと!?ってのも驚きと喜びで頭おかしくなりそうだった。
これ以上の活躍はもう望めないんじゃないか、というほどだ。
ラストシーンで、AからZに受け継がれる想いも非常に納得できるもので、今後も定期的に公式からAZの供給があることを切に願うものです。

第1位「四次元狂騒曲」

俺の好きな言葉に「ギャリアス」というものがある。
「ギャグ」と「シリアス」を合わせた(俺が作った)造語なのだが、まさしくこの第14話は、相当高いレベルの「ギャリアス」回だった。
そもそもこの話の前に、11話、12話と暗い話が続き(13話は総集編だったし)、この番組の行く末に少々不安を感じていたのだった。
だが、それすら計算の上だったとは!
ギャグ回だと思わせて一旦笑わせておいて(ギャグ部分のレベルも非常に高いのだ!どうした?生もの苦手か?)、暗い話で撒いていた伏線を一気に綺麗に回収する!
このカタルシスよ!
リアルタイムで見ていて、一番気持ちよくなれたのがこの第14話だったというわけだ。よかった、ここまで見ていてよかった!
ありがとうウルトラマンZ!と。

さて、いかがだったろうか。
正直、第1話や最終話をランクインさせるかも相当迷ったのだが、俺の中ではこれで確定です。

ぜひ、みんなももう一度ウルトラマンZを視聴して、自分なりのトップ3を見つけてみてほしい。
もちろん、初視聴も歓迎だ。かなり初見で見やすいウルトラマンに仕上がっていると思う。

こんな体験が、ウルトラマンブレーザーでもできることを、心から願っている。


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