11月号の見どころ
ぐっと気温が低くなったと思ったら,本会会誌もすでに11月号発行が間近ということであっという間に今年が終わりそうですね.モニタコメントやTwitterのハッシュタグ #情報処理学会 などでも,様々なご意見・コメントを頂戴しており,ありがたく思っております.月1回開催している編集委員会ではこういったみなさまからの生のコメントに目を通す他,記事のダウンロード数やホームページのアクセス数からどのような記事が人気だったか,需要があったかを確認したり,オンラインとオフラインのコンテンツ間の遷移数などからユーザ目線での導線の確認も行ったりしています.
11月号の主な記事はこちら
《巻頭コラム》モノづくりの副交感神経(土佐信道)
《特集》AIの品質保証
《デジタルプラクティスコーナー》アクセシビリティのプラクティス—「誰一人取り残さない」ための情報技術
巻頭コラムの「モノづくりの副交感神経」は明和電機の土佐信道さん.明和電機の大規模な展覧会の計画と新型コロナウイルスの直撃.そこへ美術館から提案された案は…ここから先は是非本編を読んでいただくとして,ご自身の体験からモノづくりの現場を改めて考えさせられる記事となっております.
ちなみにこの「巻頭コラム」は2011年1月号から続いている大人気コーナー.これまでの巻頭コラムはというと,芸能界でご活躍の方々,作家,研究者(学者),アスリートなど,様々な方に自由な発想でご執筆いただいてきました.こちらのURLより非会員の方でも読むことができます.この人の巻頭コラムが読みたい!という推薦のお声もお待ちしております.巻頭コラムは8月号から始まった「先読みモニタ」の対象記事にもさせていただいております.先読みモニタもまだまだ募集中ですので一足早く読んでみたい!という方は是非ご応募ください.
そして,今月の特集は「AIの品質保証」です.AIが様々な領域に浸透すると共にその「品質」をどう保証するかといったことは大きな関心事となっています.本特集はこういった品質問題に関する最近の活動・動向を鳥瞰する5編の記事から構成されています.AIに携わる方もこれから導入してみたいと思う方も是非ご一読いただければと思います.
AIと言えば,10月号の「画像生成AIは電子ウキヨエの夢を見るか? 」は抜きん出たアクセス数でみなさまの関心の高さに驚かされました.まだご覧になっていない方は是非読んでみてくださいね.
会誌「情報処理」64巻表紙デザイン募集中!
さて、先月の編集長noteでもお知らせしましたが,会誌ではただいま,来年の表紙デザインを広く募集中です.応募条件の「描画手法は問いません」に対して「画像生成AIの出力でもいいのか」といったTwitterでのご反応もありました.AI出力の画像を応募する際には「簡単なデザインコンセプトを添えてください」の欄に,AI出力である旨をご記載ください.締め切りは,2022年11月1日(火)必着です.みなさまからのご応募お待ちしております.