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2023年3月号の見どころ(Vol.64, No.3)

立春も過ぎ,春ももうすぐそこ.3月は卒業や終業式を控え,新生活に期待を膨らませる人も多いのではないでしょうか.

本会では第85回全国大会が,2023年3月2日(木)~4日(土)に電気通信大学にて開催されます.オンラインミーティングツール Zoom を併用しながらのハイブリッド開催の予定です.参加登録はこちらから始まっていますが,「特別講演/招待講演/イベント企画」のみを聴講・ご覧になる場合 「イベント企画限定聴講参加」は無料となっていますのでまだお申込みでない方も是非お気軽にお申込みください.また,学生会員・ジュニア会員の方は「一般セッション/学生セッション」も聴講できる「大会共通聴講参加」が無料となっています.是非一部だけしか聞けないのだけど…という方も聴講してみてはいかがでしょう.来年は発表をしたくなるかもしれませんね.

巻頭コラム「音楽にも時間は貴重」

巻頭コラムは作曲家のエバン・コール氏による「音楽にも時間は貴重」です.NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で音楽を担当されたことでも記憶に新しいのではないでしょうか.シンセ楽器の発達やリモート録音技術の向上が音楽を制作する現場をも変えているということに改めて気づかされます.

特集記事「光無線通信が作る新たな世界」

特集は膨大なデータを通信出来る可能性を持った技術である光無線通信に焦点を当てた「光無線通信が作る新たな世界」です.光無線通信の特徴や標準化動向に加えて活用事例,レーザ光源を利用した宇宙光通信について,複数のアンテナを用いて通信を行うMIMO(Multi Input Multi Output)技術について解説いただきました.また光無線通信が導入された際の今後の通信システムを支える技術についての解説もしていただきました.常時接続で高速回線が当たり前な時代がきましたが,今後光無線通信によってどのような時代がくるのか記事を読んでいただければ幸いです.

そのほか,連載漫画「IT 紀行」では「マイコン博物館」に取材に行ってきた模様をお届けします.「マイコン博物館」のマイコンは,Arduinoなどのマイコンではなく……と,ここから先は本誌を読んでからのお楽しみ.年配の方まで楽しめる内容になっていると思います.読んだあとはマイコン博物館に足を運びたくなる方も多いと思います.また,ビブリオ・トークで取り上げる書籍は星新一の『声の網』で,原著1970年のこの書をAIが加速的に進歩する現在からみた書評となっています.ネタバレにもなってしまいますので,是非この本を先に読んでからビブリオ・トークをお楽しみいただくことをお勧めします.

会誌「先読みモニタ」は引き続き募集中

さて,2022年7月号の見どころでもご紹介したように,会誌編集委員会では,会誌「情報処理」の記事を一足早く読んでいただく「先読みモニタ」制度を導入いたしました.先読みモニタについては引き続き募集中です.まだ誰も読んでいない会誌の記事を,先読みしてみませんか? 毎月,会誌編集委員会でピックアップした記事について,著者の方にご承諾をいただき,一足早く読んでいただくこの企画.毎号,巻頭コラムの著者にご快諾をいただいて先読みモニタの方にツイートしていただいています.興味を持ってくださった方は,先読みモニタ募集ページ https://www.ipsj.or.jp/magazine/topics/sakiyomi.html より,応募条件をご確認いただき,ご応募ください.