AI,判断と決断と説得
鈴木 寛
(東京大学公共政策大学院教授/
慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授)
AIの劇的な普及により,人材育成やガバナンスの在り方について,歴史的な再構成が迫られている.筆者は,OECD Education 2030プロジェクトの共同創業メンバとして「学びの羅針盤」の作成に参画し,文部科学大臣補佐官として,2020年から各学校で実施されている学習指導要領の改訂に携わったが,強く意識したことの1つが「AIを使いこなし,AIにはできないことをできる人材の育成」であった