暇だとね、つい言いたくなる、手を出したくなる
高校入学後、間もなくして難病が発覚し、通信制高校への転校を決めた息子。今日は転校して初めてのスクーリングで登校日だった。
私は最近のあまりの忙しさにすっかり息子のスクーリングのことを忘れていた。
昨夜寝る前に話していたら「明日9時半ごろ家出るわ」と。「え?どこ行くん?」って返してしまったよ(笑)「スクーリングだよ!」って言われて思い出したというね。
メンターとの面談や、オンラインでのオリエンテーション、レポート期限や試験日程など、ちゃんと自分で把握して参加している。成長したな~。
と思うと同時に、私自身も成長したな~と思った。
娘はしっかりしているので小学生の時から持ち物チェックなどしてあげたことがない。忘れたら忘れたで自己責任。そんな中でもなんとかする術を身につけていた。
一方、息子は下の子で甘やかしていたのか、なんか心配で確認確認と一緒にやってきていた。そうすると息子もチェックしてもらわないと心配になるようになっていた。そりゃそうだよね、いつもしてもらっていたんだから。
中学に入学してからはもうあれこれ把握しておこうと思うのはやめた。親が出席しなければならないものなど最低限はチェックするが、あとは自分でやってねと。
ぶっちゃけ、私は私で自分のことで忙しいから(笑)
逆を言えば、昔は自分のことなんて後回しで暇だったんだろうな(笑)
もちろん年齢的なものや個人差はあるだろうけど、かわいいし心配だからと真っ向から向き合って手助けするのは自立する機会を奪っていたなと思う。
息子は不登校にもなったし、心配な部分はもちろんあったけど、だからと言って自分で用意するなど不登校とは関係ないところまで勝手にできないんじゃないかと心配して、手助けしてしまっていた。
小さなことから本人に任せて「自分でできた」という体験が自信を育み、自立を促す。
子どもたちは大人の背中を見ながら一歩ずつ進もうとしている。そこで大人がふり返ってあれこれ口出ししては前に進めない。時には後ろに回って、子どもたちを背中から見守ることで子どもたちは前に進むことができる。
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