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【レポ③】「まちの本屋」上映&トークライブ

もう上映会から1週間が経ってしまいましたが、まだまだレポします。

準備も終わり、受付が始まった。打ち合わせで受付を誰かにお願いするかという案も出たが、私が受付は私と友人でやりたいと言った。お一人お一人御礼をお伝えできる場ってこの時しかないかもしれないと思ったから。

「申し込みしてないんですが来ました。観れますか?」
「ずっと前から観たいと思っていたんですが、上映会がやってなくて…。なので今回開催して頂けてとても嬉しいです」
など嬉しいお言葉を頂いたり、関西圏のみならず関東と遠方からわざわざお越し頂いたり、なかなかの長時間にも関わらず、小さなお子さん連れてきてくださったり、そして大学生とこれから社会に出ていく方にもお越し頂いたり…

映画への興味はもちろんのこと、由美子さん、大小田監督、川上さんつながりであったり、川上さんの著書「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」を読まれてお越しになった方、そして私や友人つながりなど様々なご縁で多くの方たちが集まって下さった。受付表にチェックを入れながら感謝の気持ちが溢れてくる。でもまだここで泣くわけにはいかない。まだ上映会も始まっていないのに…

そして映画が上映された。映画のためにつくられた台本があるわけではない小林書店の日常が映し出されている。何気なく発せられる由美子さんのお言葉はユーモアの中にも優しさ、思いやり、力強さが溢れていて、また時折入る大小田監督の問いかけ、そしてそれに対する由美子さんやご主人昌弘さんの受け答えにハッとさせられることの連続だった。

何気なく過ごしている日常の中に、いかに大切なことが詰まっているのか、その一つ一つを私はどれだけ大切にできているのだろう。それは何か特別なことをすることではない。すぐその目の前にあることに対して、どれだけ思いを込めて行動できているか、心を寄せられているのか、大切にしたいものは何なのか、それを本当に大切にできているのか、今の私に対して問いかけられた時間となった。

また、トークライブでは由美子さんの仕事に対する思いや生き方、あり方、そして大小田監督がどれだけの思いでこの1本の映画を創られたのかその過程、川上さんがこの1冊の本を書き上げられるまでの長きに渡るエピソードなどお話頂いて、映画にも本にもたくさんの愛が詰まっていた。それはこれまで由美子さんと昌弘さんが小さな本屋さんだからこそできることがあると努力に努力を重ねられ、小林書店を続けてきてくださったおかげであり、その思いを絶やしてはならない、もっと多くの方に知って頂きたいという大小田監督、川上さんのおかげで、私はこの日たくさんのことを考えさせられ、気付かせて頂く機会を得ることができた。

そんな貴重な機会を同じようにこの映画を観たいと思って下さった多くの方々とこの場、この時間、この思いを共有できたことにただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に由美子さんや川上さんにサインをして頂いたり、短い時間ではありましたがお越しいただいた方とお話をさせて頂いて、本当に幸せな時間を過ごすとことができました。当日お越しいただいた方、今回は都合が合わず参加は叶わなかったけれど、ずっと応援して下さっていた方、本当にありがとうございました。

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