相方　上山立起という男

⭐️⭐️⭐️
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５段階で評価しています）

僕たちフリックフラックは
今、YouTubeでの動画投稿を
積極的にしている。
それこそほぼ毎日

その中に
『フリックフラック髙橋のちゃんちゃらおかしいやろ』
という企画がある。

世の中の疑問に思っていることや
直感的におかしいと思ったことを
恐れ多くも僕たちが批判していく企画だ。

確かに世の中は
ちゃんちゃらおかしいことで溢れている。

ここにもある、あそこにもある

いや、

身近で最も
ちゃんちゃらおかしいものを見つけた。

　　　　　　　上山立起である

相方である彼、
上山立起(えげつないくらい簡単な漢字)と
コンビを組んで約１年。

出会ってからを含めて２年ほど
仲良く過ごしてきた。

しかし、いまだに彼の言動には
驚かされることが多い。

彼は何も考えてないのではないかとさえ思う。

彼は疲れて本当に何も考えれなくなった時
「恥ずかしいな！」「気持ち悪いな！」
という言葉を何度も繰り出す。

その物事の90%は恥ずかしくないし
気持ち悪くない。

勘違いされないために
いちよう書いておくが
彼は変人と言うわけでも
悪いやつというわけでもない。

むしろすごく良い奴だ

彼について知っていることや
情報を思い出せる限り考えてみる

・妹がバリでかい
(僕が今まで見た妹史上最大級の大きさだった)

・お母さんと叔母さんの形状がほぼ一緒
(サイズが違うだけ
最初見た時マトリョーシカかと思った。
お母さんパカって開いて
叔母さん出てきたし
多分叔母さんの中から
さらに小さい同じ形のやつ出てくる)

・父親のテンションおかしめ
(立起は小さい頃よく父親に投げられたらしい
この前急に電話をかけると
「おぅ！おぅ！」と相槌をうっていた。
長渕かと思った)

さらに彼のことを考えてみる

彼はよく遅刻をする。
それこそ数十分の時もあるし数時間の時も。
でもそれは別に構わない。
誰だって遅刻はする。僕もする。
ただ彼は大事な場面に限って大遅刻をするのだ。

例えば僕たちのはじめての
主催ライブ(ゲストを何組か呼んで
自分たちはネタを数本披露する、
ミニ単独のようなもの)

その前日、
僕はかなり気合が入っていた。

僕たちは早めに集まり、
ネタ合わせをする約束をしていた。

約束の時間がきた
彼は待ち合わせ場所に来ない。
結局４時間の遅刻。

僕は申し訳なさそうに待ち合わせ場所に
現れた彼に思わずヘッドロックをかけた。

それをまさか覚えていなかったのか

２回目の主催ライブ(仲良くしている芸人など
ゲストを何組か呼んだ上で
ネタを披露してもらい
僕たちも複数のネタを披露、
コーナーなどで楽しむもの)

その前日

３時間の遅刻。

ちょっと成長したかなぁ？

言うてる場合か！

何ヶ月か経ち、
遅刻の事を彼に指摘した時、
彼は僕に向かってこう言った。

「あぁー、俺はな
長時間の遅刻もたまにするし
短時間の遅刻も結構する派なんよ。
お前はたまにちょっと遅刻する派よなぁ。」

彼には反省という感情がないのだろうか。
あまりの反省の色の無さに
僕は唖然としていた。

自分の非を棚に上げてそれこそ

「俺は右利きやけどお前は左利きやんなぁ」

くらいの感覚でお互いの
遅刻傾向分析を発表してきた。

これは彼の持つ技なのだろうか。
彼はこれによって人生の
あらゆる場面を
乗り越えてきたのではないか。

この記事を見たときおそらく彼なら
こう思いそうだ。

「あいつホンマ俺のこと好きやなぁ」

彼の笑顔が頭に浮かぶ。