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相方 上山立起という男6

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)


皆さんこんばんは
フリックフラックの髙橋壱歩です。


いつも僕のnoteを
お読みいただき
ありがとうございます。


さて、
今日は相方について書く企画の第6弾


一緒に過ごす中で相方に対して

これはヤバイ!

嘘やろ!

などの感情を抱いた出来事が
溜まってきては書いて

また溜めてという作業を
この8ヶ月間、計5回繰り返してきて
また新たに書きたいことが溜まったので
今日はそれをいくつか吐き出し、
僕自身のストレスを解消するとともに
皆さんにも共感していただこうと
筆を執った次第である。


ちなみに今までの記事がこちら
量が多いので気が向いた時に
読んでいただければ幸いです。
      ↓
      ↓
      ↓



前回の記事は約1ヶ月前なので
少しだけいつものペースよりも
はやめに帰ってきた。


いや、

今日の記事が214本目なので
そんなにはやくはないのか?


まあそんなことはどうでも良い。


2月、3月が僕らにとって
大阪最後の活動になるので
たくさんライブに出ると予想される。


相方と過ごす時間も長くなることだろう


その頃には第7弾、第8弾として
書けるような出来事が
新たに現れるだろうと考え、
このタイミングで一旦
吐き出しておこうと思う。

それではスタート
(今回は少し内容がコアというか
お笑いファンの方寄りになってしまったので
僕たちのファンじゃない方は
もしかすると楽しめないかもしれないです!
ご了承ください!)



1週間ほど前の深夜、
僕は彼に電話をかけた。


先ほども言った通り、

僕たちフリックフラックは
4月から拠点を移し、
東京に行く。


そのことについて
色々と相談しようと思ったのだ。


具体的に言うと
家の場所などについて


数コールで電話が繋がり、
僕は早速本題に入った。


住む予定の場所を
大まかにでも把握しておかないと
4月からの活動に支障が出るかもしれない。


ネタ合わせなどで
頻繁に会わないといけないためである。


「俺は〇〇か〇〇あたりに
住もうと思ってるねんけど」


まずは僕から彼に対して
具体的な地名を言い、
彼の反応を窺う。


「〇〇やったら新宿とか池袋も近いし、
ライブとかも出やすいと思うねんなぁ。
だからお前もできれば
〇〇周辺か沿線に住んでほしい。」


しばらく僕主導で
彼への提案というか
説得のような時間が続いた。

すると彼がおもむろに口を開いた。

「いやぁ、
お前とやったらいつまでも電話できるわ。」


はい?


「壱歩とやったらずっと話してられる。」



彼は僕を抱こうとしているのだろうか


「楽しいなぁ」


話聞いてた?


今家とかの大事な話してんのよ俺!


深夜に暇やから電話したわけちゃうんよ!

僕の思いも虚しく、
その日は結局何も決まらぬまま
終了した。

そしてその直後
彼がしたツイートがこれである。

      ↓
      ↓
      ↓

画像1


プロフィール画像のせいで
僕の方がだいぶ呑気で
何も考えていない奴に
見えてしまうだろう。

だが全くそんなことはないのだ。


彼と電話をするとろくな事がない。



ちょうど1ヶ月ほど前のこと


彼がR-1についての相談をしてきた。


「R-1出ようと思ってんねん。
ネタの相談とかしていい?」


「ええよ」

僕たちコンビのネタは
基本的に僕が書いているが
彼のピンネタまで
書くのはさすがにやりすぎだと考え
完全にノータッチなのだ。


僕自身もピンネタをしたことは
一度しかない。
ピンネタを考えるなら
その時間で漫才のネタを
1本でも2本でも考えた方がいいと
思っているからでもある。


しかし、ネタどうこうよりも
何よりも
僕はある事が気になった。


「ていうか、
R-1のエントリー明後日までじゃなかった?
大丈夫なん?」


ちなみにライブのエントリーは
全て僕が行っている。


普通のライブのエントリーは
メールや主催者に直接言うなど
割と手軽にできるが
このような賞レースのエントリーは
専用の紙を印刷して
必要事項を記入し、
写真を現像して
それらをまとめて封筒に入れ、
郵送しないといけないのだ。


手紙どころか年賀状すら
まともに出した事が無さそうな彼に
エントリーなどできるのだろうか。


「あーまあ大丈夫やろ。
また、わからんかったら言うわ。」


そして2日後、
R-1のエントリー締め切り日

夜中に彼から電話がかかってきた。


この時点で既に嫌な予感しかしなかった。



絶対に何かしらをやらかしたに違いない。


「もしもし、どうしたん?」


「あのさ、エントリー用紙出したんやけどさ
ハンコ押すの忘れてたわ!
どうしよ」



知らんがな!



確かに言い忘れていた。


もしかして彼は自分のハンコを
持っていないのだろうか。


こういう賞レースのエントリーには
ハンコが必要なのだ。


だから僕は「髙橋」のハンコも
「上山」のハンコも
一応持っている。

何度も使うし、百均で買えるし
毎回いちいち借りるのも面倒くさいからだ。


僕が「上山」のハンコを持っているのは
確かにちょっと
おかしいかもしれないが
「上山」が「上山」のハンコを
持っていないのはもっとおかしい。

「事務局に電話してみたら?」


これだけ彼に対して言っているが

実は僕もハンコを押し忘れた経験がある。
(ハンコって忘れがちだよね)


しかし、その時は
締め切りまである程度余裕を持っていたので
事務局に電話をして確認する事ができた。



その時に事務局の方が提案した対処法がこれだった。

もう一度エントリー用紙を書き、
ハンコを押して
二重エントリーになってしまっては
いけないので
その旨を書いて送り直す。


しかし、今回はエントリー締め切り日を
迎えているので
それをするわけにはいかない。


結局なんやかんやあって
エントリーはできたようだ。
(詳細覚えてないです、
ホンマに何でいけたん?)

気になってR-1のホームページを確認すると
彼の


いや、彼らしき名前があった。


うえやまりっき 【アマチュア】



言いたい事はいくつかあったが
何も言わずに
そっとそのページを閉じた。



(本当は今回はこのくらいにして
残りは次回に回そうかと思ったけど
乗ってきたので
延長戦いっちゃうよ!!!)


彼は僕に対して
無理難題を課してくることが
よくある。


ついこの間もあった。


あれは約1ヶ月前、
ネタの制限時間が決まった
バトルライブでの出来事だった。


出番の数分前、

僕たちはそれぞれに着替えを済ませ
舞台の袖で待機していた。


軽くネタ合わせをする。


何度もやったことのあるネタなので
流れは完璧に把握している。


しかし、1つだけ問題があった。


「やっぱりここ削らなあかんなぁ」


この日は3分ネタのライブであり、
ネタが途中であっても
3分30秒で強制終了になる。

しかし、直前でネタ時間を計ると
4分近くあったのだ。


どこかを削らなければ
確実に強制終了になるし、
演者全体に迷惑がかかる可能性もある。

「でも入れたいねんなぁ」

相方であるりつきが
屈託のない笑顔で言った。


りつきがもし僕の息子だったなら

この瞬間、
僕は思わず抱きしめていただろう


しかしながら残念なことに
りつきは僕の息子ではなく
相方なのだ。


「いや、でも無理やん。
結構削らんと」


「でも入れたいねんなぁ」


笑顔継続


そもそも少しならまだしも

ここまでオーバーしているなら
ちょっと削るどころでは済まないのだ。


大幅にカットしないといけない。

出番順はいよいよ
僕たちの一個手前まできた。

再びりつきが口を開く。

「入れたいなぁ」


不味い


非常に不味い

りつきは今完全に
時間内に収まるか収まらないか
ではなく
入れたいか入れたくないか
だけで判断している。


前のコンビのネタが
完全に後半戦に入りはじめた。


もう腹を括るしかない。


「いやいやいや、無理やん!
俺だって入れたいよ?
でも無理やんか!
時間があかんねんから!
もう〇〇と〇〇と〇〇のくだり抜くで!」


捲し立てて言い、そのまま舞台に上がった。


直前で方針を変えたせいか
僕はその日のネタの前半で
人生で一度か二度しか出ないであろう
音を口から放出して噛んでしまった。


舞台を下りた後、
りつきが言った。

「いやぁ、このライブお前緊張してるよな」


え!?!?!?!?

このライブやから緊張してたからこうなったのか?

まあ噛んだことは僕が完全に悪いのだが


こんなことがしょっちゅうあるのだ。




1月4日

僕たちはBAR舞台袖にて
初の単独ライブをさせていただいた。


ちなみに

その時のライブの様子はこちらに書いております。

           ↓



このライブでは今までのネタの中から
ファンの方の投票によって
幾つかのネタが選ばれ、
それを実際に演るという形式だった。

そのため告知をする時には
そのシステムも併せて説明しないといけない。


他のライブに出演した時などに
エンディングで行う告知は
基本的にりつきに任せている。

これはある日のライブのエンディングでの話だ。


順番に他の芸人さんが告知をしていき、
最後に僕たちの番がきた。


りつきが話はじめる。


「僕たち1月4日に初の単独ライブを
させていただくことになりまして…」


いつも通りの出だし

そしてライブのシステムを
説明する。

まあこのくらいで終わりやな。


そう思った矢先だ。


りつきの告知は
終わらなかった。

「僕らね、まあ組んで1年半くらいなんですけど」


おやおや?


何を言いはじめたんだこいつは

「今までのネタが40本くらいありまして…」


雲行きが怪しくなってきた。


りつきの話っぷりがいつになく
かなり得意気なのだ。

40本もあるんっすよ僕ら!

みたいな感じで


その堂々とした態度と内容からか
少しだけお客さんの方向から
おお!
というリアクションがきた。
(ホンマに少しだけ)


「でまあ、投票をして欲しいんですよ」


終わった?


ほぼ同じ内容を2回告知したりつき


するとその少し違和感を含んだ彼の態度からか
ありがたいことに
その場にいた先輩芸人の方に
りつきをイジっていただいたのだ。


「あの、40本ってね
別に人前で言うもんでもないですし
そんな多くないですよね。」


会場が笑いに包まれる。


りつきが

え!そうなんですか!

みたいなリアクションをとる。


そう


1年半で40本というのは
本当に微妙な数字で
別に少ないというわけでも
多いというわけでもないのだ。


ちょっと少ないくらいかもしれない。


しかし僕はりつきが
そんなことを勝手に言いはじめたことに
違和感を覚えたのではなく
もっと違うことが
気になっていたのだ。

40本?


40本


うん、一旦オッケー



ライブが終わり、帰宅する。

色々な引っかかっているものを
払拭したすぎて
僕はスマホのメモ機能を確認した。


ネタ数を確認する。

愕然とした。

僕たちフリックフラックの
その時点でのネタ数は
51本だった。


え!

逆にサバ読むことあんの?

普通ネタなんか多い方がええんやから!

多めにサバ読むんやったらまだわかるけど!
(それもホンマはあかんよ)


ていうかさ

ていうかさ


51本中50本は僕が書いてるんですが!!!

お前書いてるの1本だけやろ!


何をさも自分が書いてるかのように
40本て言うて

尚且つその数字も間違ってるって何!?

どういう行動?

そういえば
本数を言う時もりつきは屈託のない笑顔だった。


彼が笑っている時は要注意だ。


そんな僕の相方
上山立起
(全部小三くらいで習う簡単な漢字だね)


2月3月は
ほとんど一緒に過ごすことになると思う。

また今日から色々な出来事を溜めて
記憶しておき
皆さんに発表できれば良いなと
考えている。

ではまた明日!

今後もどんどん楽しく面白い記事書けるよう頑張ります! よければサポートお願いします😊