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これが俺の芸術鑑賞

⭐️⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を五段階で評価しています)

皆さんこんにちは!

フリックフラックの髙橋壱歩です。

5月18日からはじめた
noteでの投稿も
いよいよ明日、
今週の金曜日で100記事を突破します。

いつも読んでくださっている皆様
本当にありがとうございます。

これからも
面白く楽しい記事が書けるよう
精進していきますので
よろしくお願いします。



さて、99記事目になる今日は
僕の芸術鑑賞の方法について
書いていきたいと思います。

今週は本当に幾つかの記事が
今までより
オススメかつ
オススメではなく
(矛盾してますがこう言うしかないのです)
ちょっぴり過激です。

どうかちっぽけな人間の戯言だと
軽く流していただければ幸いです。

多少感情に任せて書いたため
文体や順番などが変になってしまい
読みにくい部分があると思いますが
どうか最後までお付き合いくださいませ。





一言で芸術鑑賞といっても
色々な種類があります。

絵画、舞台、映画、彫刻 等々…

今回は特に絵画について
焦点を当てたいと思います。

では僕の芸術鑑賞方法について
スタート!





僕は人と喋っていて
割とガサツだと思われることが多いので
意外かもしれないが
芸術鑑賞がとても好きだ。

小さい頃から
学校行事のみならず家族にも
沢山の美術館に連れて行ってもらった。

行くときは大抵
母親と
母方の祖父母
合計4人が多かった。


なぜそのようなメンバーだったのか。


僕の母方の祖父は
本格的に油絵を描いているのだ。


それこそ、二科展に出展するくらい。


そして祖父自らが描いた絵を
祖父母で経営している焼肉屋に飾っている。

焼肉屋に訪れるお客さんの中には
料理よりも絵のことを褒める人も
少なからず存在しているらしく
完全に趣味の範囲を超えているのだ。


祖父の芸術への熱い思いが
今の僕に隔世遺伝として
脈々と受け継がれているのではないかと
僕はふと思ったりする。



少し話は変わって
僕が大学進学のため
京都で一人暮らしをする直前

難波の街をフラフラと散策していると
外観から判断するに画商のような
また絵画のギャラリーのような店があり、
ふらっと立ち寄った。


沢山の絵のレプリカが
売られている。


少し高価なものから
何百円のポストカードまで様々

そこにあった1つの絵に
僕は完全に魅せられた。


なんだこの絵は!


完全に一目惚れだった。


店員さんに尋ねた。

「これはおいくらですか?」

「これはレプリカで5000円ですね。
本物は100万円くらいするんですよ。
フランスの新進気鋭の画家で
色んな街並を描いてるんですよ」


その絵はパリの街並みを
上空から見下ろすようにとらえ、
リアルではなくポップに
写実的ではなく抽象的に
色鮮やかに描いたものだった。

「買います!」

僕はこの絵を
新居に飾ることに決めた。


引越しを済ませ、家の中でも
割と長い時間を過ごすであろうソファの後ろに
この絵を飾った。


新たな生活に気持ちが高鳴っていた。


この話を聞いた僕の祖父が
嫉妬したのか
ロンドンの街並みを
パリの絵とは対照的に
アップでリアルに描いて
僕にプレゼントしてくれた。

なぜこんなに近くに
素晴らしい絵を描く人間がいるのに
頼まないんだ!

と言う気持ちだったのだろう。


僕の
今の一人暮らしの家には
似ているようで似ていない
2枚の絵が飾られている。


将来成功したら
本物を買って家に飾ろうと決めている絵と
正真正銘、本物の絵


どちらも
素晴らしい芸術作品であり
僕のお笑いへの大きなモチベーションになっている。




話は遡り
僕が小学1年生の頃


僕は図工の時間がすごく好きだった。


小学校時代の図工の先生は
本当にいい先生で
2、3年前の成人の日あたりに
同窓会で小学校に一度帰った時
久しぶりにお会いしたが
健在だった。


僕が小4くらいの頃
授業中
やさぐれてしまって
与えられた課題をこなさず
ただただ真っ白な紙を
ハサミでザクザク切り刻んでいた時
その先生は

「髙橋くんは面白いねぇ〜」

とだけ言ってなんの指摘もなかった。


その時の先生の目は何の心配や懸念もなく
温かくどこか懐かしく今でも鮮明に思い出される。

最終的に
小1から小4くらいまでその先生の
授業を受けさせていただいたが
とにかく生徒のおおらかさを
重視してくれる先生だった。




小1の頃
夏休みの宿題で
工作の課題があった。


小1の課題なんて
相当な才能がない限り
正直日本国民全員しょぼい。

僕の家庭では恥ずかしい話、
小1の僕の課題は
ほぼ僕の手は加えず99%母が作った。

それは、何かの
工作についての本に
作り方が書いていた、
牛乳パックを使用して作る
自由自在に伸び縮みする
緑のドラゴンだった。

迎えた2学期の初日


提出する。

僕の(母の)
作品は
校内で金賞を獲った。


先生方は本当に僕が作ったのかと
疑わなかったのだろうか


それとも
小1で自らのアイディアだけで
このようなものが作れる
相当な才能の持ち主だと
勘違いしたのだろうか。

すごく複雑な気持ちだった。



時が経ち、

小2、小3あたりまでは
努力で何らかの賞が獲れたが
それ以降は全く
なんの賞にも引っかからなかった。


僕の中では
正直、小6の時に書いた絵に関しては
なぜ賞に引っかからなかったのか
よくわからなかった。


あそこまで純粋で
独創性のある絵を
書くことができたのは
おそらくあれが最後だろう。


誰が選んだのだろうか。


先ほど言及した図工の先生にさえ
小6で描いた僕の作品は
琴線に触れることはなかったのか


僕は少し悲しくなった。


中学生になり
そのあたりから輪をかけて
様々な美術館に通うことになった。

自分で絵を描く機会も増え、

どんどんのめり込んでいく中で
僕はある1つのことに気がついてしまった。


僕は決して絵が上手くない


抽象画は得意だが
写実画は苦手だ。


そう思ってしまってからは
楽だった。


色々な絵画展に行く。

有名どころで言うと
ムンク
ゴッホ
キースヘリング
マリー・ローランサン

油絵から現代芸術まで
様々な芸術を見た。

見ても
同じような絵が描きたいとは思わなかった。


そもそも描けないからだ。

しかしそのあたりから
純粋に芸術を芸術として楽しめるようになった。


僕には違う特技があるはずだ。


ここを主戦場にしてはいけない。

他の土俵で戦い
勝っていかないといけない


それらからあらゆる影響を受けた上で
僕は高校生の時
自分の夢を1つに決めた。


僕は芸人になりたい


その時に色々と考えた。


芸人になるためには
どのようなスキルが必要だろう


絵を何かしらに活かすことはできないか


そう考えた上で
1つ思いついたのが
大喜利だ


芸人になるには
大喜利が強いに越したことはない。


そして僕は自らに1つの課題を設定した。


大喜利で使える絵の技術を磨こう


僕はそう決意したのだ。

例えば
ネコ

遊園地の観覧車やメリーゴーランド

などなど
大喜利でよく使うような物を
見た人に伝わるレベルで
絵を描けるようになろうと考えたのだ。


そこから僕は毎日練習した。


自分の大喜利の答えに
使えるような
絵の技術を磨こう

その考えしかなかった。

今でもまだ練習中だが
少しは僕も
絵が上手くなったのではないかと思っている。





ここからが本題


長々と
絵に関する事を書いてきた上で
だいぶ寄り道してしまったが

要は周りの人間や様々な影響もあって

純粋に芸術鑑賞ができなかった時期を経ての

今の僕の
芸術鑑賞の方法について
具体的に書いていきたいと思う。



僕が人に聞かれた時に
毎回言う例え話というか
鑑賞方法を今から書いていく。

例えば
絵を描く技術がほぼ同じ
2人の画家がいるとする。

A さんとBさん
2人とも男性

この2人は
普段似たような絵を描き
活動しているとする。

画家2人捕まえて
技術がほぼ同じと考えるのは
いささかナンセンスなことかも知れないが
例え話なので許していただきたい。


この2人に
ある女性Cさんをモデルにした
人物画を描いてもらう。


AはCとは全くの初対面
それに対して
BはCとは長年の付き合いであり
BはCに対して
10年以上片思いをしているとする。


この2人が描いた絵を
どちらが描いたか
隠した上で
何の先入観もなく我々が鑑賞したとして


どちらが描いたか
すぐにわかるだろうか



絶対にわかる



わからないはずがない

なぜなら
Bは必ず
Cの他の誰も見ていない部分を
見ているからだ。

その個人的感情が
自らの芸術作品に現れないわけがない。


絶対にわかる。


僕は今
そして、これからも
絵画を鑑賞する時
この部分だけを見る。


その対象物に関して
画家がどれだけの思いや情熱を持っているか


絵の上手さを超越した部分

魂だけを見ている。


もし今
この記事を読んでいる方々の中で
美術館に行ったことがない人がいれば
是非一度見に行って欲しい。


1つは心に刺さる作品があるはずだ。


正直
僕も美術展に行って
全ての作品をきちんと見るわけではない。


少しでいいのだ。


極論言えば1つでいい。


美術館のチケット代が1700円だとすれば
全体ではなく

この1作に出会えただけで
1700円の価値がある。

そう思えればいいのだ。


これが俺の芸術鑑賞


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