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DROBEっていう会社の正社員になりました

入社エントリーです。2016年7月からフリーランスのデベロッパーとして活動してきましたが、2023年4月1日から株式会社DROBEっていう会社に正社員としてジョインすることになりました。(ジョインって一度使いたかった)

転職活動をはじめた理由

フリーランス活動は、ありがたいことにたくさんの方や企業に支えられ、気付けば7年経ちました。毎日楽しくお仕事させてもらっています。フリーランスと会社員では当然のことながら、いろいろな面でちがいがあります。会社員が良いところもあれば、フリーランスが良いところもあります。ぼくはフリーランスの良さのひとつを、『リモートワーク』に見出していました。

フリーランス1年生のころは、IT業界でもリモートワークはまだ稀有な存在でした。ところが、2020年からのコロナ禍の影響で、リモートワークが急速に普及していきました。いくつかの企業はコロナ禍前の事務所勤務に戻りましたが、現在でもリモートワークを継続している企業はたくさんあります。そんな中働く場所に関して、『会社員とフリーランス、あんまり変わらないな』と思いました。漠然とそう思いながらも実際は違うかもしれないと感じ、『いくつか会社の話聞いてみたいな。せや!カジュアル面談や!』と、やんわりと転職も視野に入れた企業探訪をはじめました。

活動する前に

活動するにあたって、漠然と不安がありました。『どんな企業が自分に合うのだろう』『どのような価値を出せるだろう』。おそらく新しい環境を探すときに、たくさんの人が抱える不安ではないかと思います。

この不安を解消して活動していくために、不定期にカエルコムニスさんにお願いしている、ストレングスファインダーを使ったコーチング、要は壁打ちをすることにしました。カエルコムニスのコスギさんはWordPressのコミュニティで知り合って、コミュニティ以外でもお世話になってる方です。

ストレングスファインダーは、事前にいくつかの質問に答えることで34
の資質のうち、どの資質が強いかを診断してくれるものです。34の資質は4つのジャンルに分類されます。例えばぼくの資質のTOP5は

  1. 共感性(人間関係構築力)

  2. 最上志向(影響力)

  3. 成長促進(人間関係構築力)

  4. 慎重さ(実行力)

  5. ポジティブ(人間関係構築力)

となっていて、人間関係構築力が強くなっています。コスギさんは、これらの強みを活かしてどのように行動すれば良いか、傾聴をもってアドバイスしてくれます。

どのような企業が合っているのか、どのような価値の出し方があるかについて話していき、ぼくの中で『チーム(企業)の雰囲気』が大事な要素になっていることに気づきました。「可能であれば、一度その企業の開発チームの人と話したり一緒に仕事できたりすると、判断つきやすいですね。」、そう言われたときに、『おためし転職ができる企業』が条件のひとつになりました。

DROBEとの出会い

やんわりと始めた転職活動。「Qiita見ました」「SpeakerDeck見ました」「登壇されたYouTube見ました」と、ありがたいことにご連絡いただき、いくつかメールのやり取りやカジュアル面談をしていきました。そんなある日、Qiita Jobsに『DROBE』という企業からメッセージが届きました。"女性向けパーソナルスタイリングサービス"を行っている会社とのこと。気になったのでCTOの都筑さんとカジュアルにお話しすることにしました。

都筑さんは、気さくでいてサービスに情熱を持った方でした。何度かお話をしていく中で、業務委託として社内の雰囲気を味わってもらいたいとお誘いがありました。まさにおためし転職。好機と思い、しばらく一緒に働くことになりました。

DROBEのサービスとして魅力的なところ

さてDROBEですが、前述の通り"女性向けパーソナルスタイリングサービス"を行っています。利用者には最初に質問にいくつか(そこそこ多い)答えてもらいます。その回答内容をもとにAIが似合いそうな服を自動で選別し、その選別結果を参考に専属スタイリストが利用者に似合いそうな服を提案します。その提案内容を一度配送して試着し、気に入らなければ返送、気に入れば買取という形をとっています。
※その他機能もありますが今回は割愛

ぼくが魅力的と感じたのは、AIと人が協業しているところで、AIの提案内容をそのまま利用するのではなく、あくまでスタイリストが決定するというプロセスをとっています。一見AIを利用しているのにもかかわらず手間がかかる作業となっていますが、この一手間が利用者が望んでいるスタイルに一歩近づく作業になっています。

実際、AIが選択したものをそのまま提案してみると、利用者から「まさに完全に、普段自分が買っている系統の服です。」と言われたそうです。AIが回答内容からかなり高精度な服の選択をしている証拠です。しかし、「なので、欲しい服ではない。」と続いたそうで、AIの選択だけではニーズを満たせないとのこと。AIで利用者に似合うであろう服を選定してもらった後で、さらにスタイリストによって提案をブラッシュアップするところは、近年開発業界でも話題のGithub Copilotに繋がる感じがします。AIに任せ切るのではなく、AIと協業するというところに未来を感じます。

DROBEの企業として魅力的なところ

お試し期間中はSlackでのやりとりしか拝見できませんでしたが、DROBEの企業風土はとてもよく、部署を跨いでも仲が良い感じを受けました。仲が良いとは言っても仲が良すぎて、なぁなぁになっているほどではなく、『ほどよく仲良し』という感じです。なんとなくヌーラボに近いなと思います。開発、スタイリスト、商品管理などの部署がありますが、それぞれがそれぞれの部署での仕事内容にリスペクトを持って行動している感じがしました。

CEOの山敷さんによると、2022年から現在の組織風土にしていったとのこと。1年でこの風土にできたのは、すごいなと思いました。

前述の『ほどよく仲良し』が影響しているのかもですが、どのメンバーも非常に前向きで、『ポジティブ』な雰囲気を感じます。この雰囲気だと発言もしやすいので、いろいろなアイデアや意見が飛び交っていて、総じて楽しそうです。

DROBEに決めたきっかけ

『社員になるならDROBE』に決定づけたのは、とあるインシデントでした。インシデントが起こるとユーザやサービスへの対応など、普段行わない作業に追われ、社内の空気が悪くなりがちです。しかし、DROBEは(Slack上で見る限りですが)インシデントの解決をみんなでやっていこうという動きを取っていて、社内の空気が悪くならず、むしろポジティブに動いていました。

感動してSlackに書き込んだやつ

イメージ的にはPHPカンファレンス2022で拝見したasumikanさんの登壇の内容に近いものがありました。

『この会社であれば、何事にも前向きに取り組んでいける』
そんな気がして、社員になることを決めました。

DROBEで挑戦したいこと

DROBEで挑戦したいことはいくつかあって、機械学習をやり始めるとか、インフラ周りもやっていくとか、今あるプロダクトのコード(Laravel製)をリファクタリングしていくとかGoを始めるとかありますが、年齢的にも社内の人数的にも先導する立ち位置になりやすいだろうなと感じていて、リーダーシップをうまく扱えるようになっていこうと思っています。
CEOの山敷さんやCTOの都築さんなど、優れたCXOの方達がトップに立って先導しているので、自分は後ろから伴走するタイプのリーダーシップを目指してみようかなと考えています。『サーバントリーダーシップ』というのがあるようで、これに挑戦してみようかと思っています。

書籍購入して読み始めたばかりですが、おそらくサーバント型のリーダーシップの方がぼくには合ってると思うので、なんとか身につけていきたいです。

おためし転職で若干フライングはしていますが、DROBEメンバーの方達と一緒に活躍できるよう、頑張っていこうと思います。

まとめると

コミュニティに参加してたら、相談に乗ってくれる人たちに囲まれていて、技術記事や登壇してたら、それを見てご連絡してくれる方たちがいて、気づいたら良い企業に巡り会えてジョインすることになりました。ほんとみなさんありがとうございます。

例のやつ

さて、DROBEはまだまだ人材不足のようです。とても素敵な会社なので、ファッションやAIとの協業、すてきな組織に少しでも興味がありましたら、いつでもカジュアル面談するそうなので、ぜひ↓を見てご応募いただけたらと思います。
ぼくと同じく、おためし転職も可能です!

DROBEはいいぞ


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