小学生育児所感とレトロスペクティブ
無事息子が小学生卒業したので、所感の記録とレトロします。
小学校生活について
穏やかな性格に育ったため、まわりの子たちとも仲良くしていました。ほんとにほぼ全員と仲良かった。ただ、1年1学期の懇談で担任の先生に「みんなと仲良くしようとするので今後、タイミングを見誤ってコミュニケーションを取り、他の児童とトラブルがおこる可能性がある」と言われた通り、他の児童との小さなトラブルが年3, 4回のペースで発生しました。比較的小さなトラブルだったので大事には至りませんでしたが、これを見越してた1年の担任すごいなってなりました。
といったことがありながらも結果やっぱりみんなと仲が良いです。とくに仲の良いグループとはほぼ毎日一緒に帰ったり遊んだりしていました。その中でも1年のはじめから仲良くなった女の子とは、今でも仲が良い状態が続いています。
生活面では、もう少し自律的な行動ができるようになるかと思いましたが、今一歩といったところ。特に見てないところでサボろうとしてるので、あの手この手をとってますが、なかなか好転しません。むずかしい。
面倒見はよく、とくに年下の子のサポートに優れています。それを活かしてなのか保健委員で活躍してました。ここの素質はかなり高そうです。
好きなことにはのめり込むタイプで、結局6年間ずっと漫画を書いたりMinecraftで建築したりなど創作活動をしてました。好きなことには時間を忘れて没頭する一方、時間を守る感覚が薄いので、一長一短な感じです。
自宅での生活について
自宅では『ルールを守れば、自由は得られる』というスタンスでやってきました。ただ、ルールを破ったとしてもなるべく没収はしないように心がけてきました。ルールを破った時には都度、『本来であれば、その自由はなくなる』ということを伝えてきました。伝えた後は比較的ルールを守りますが、日が経つに連れて忘れていくのが悩みの種です。
書籍やおもちゃなどについては、基本的に本人が欲しいと思ったものに関しては、理由がしっかりしていれば与えるようにしてきました。これは、何が息子にとって良いものかまだわからないためで、うまくいったものもあれば、数日で飽きてしまったものもあります。うまくいったもの筆頭はMinecraftで、ここからScratchにつながっていたり、モダニズム建築をはじめとした建築技法に興味をもつことにつながっていたりします。うまくいかなかったもの筆頭はギターで、そこそこの金額かけたにも関わらず3日で終了しました。ザ・三日坊主。
おこづかいに関しては、1年生から電子マネーで渡していました。お年玉などの臨時収入も電子マネーに変えて渡していますが、いくらか現金も渡しています。友達と遊びに行った時もコンビニでなんなく電子マネー決済できているので、ちゃんと現代についていけてるようでよかったです。
学業について
穏やかなのが影響してなのか、学業も比較的のんびり吸収するタイプになりました。よって、他の子よりも少し遅れる傾向があります。ただ、一度吸収するとしっかり応用できてはいるので、中学以降のスピードについていけるよう、いかに吸収率を上げるかが課題かなと思っています。得意科目はころころ変わっていましたが、今は英語と社会は比較的得意なようです。
若干困った点は、『最初から失敗を恐れる』ことで、『間違いたくないから解かない(やらない)』という選択をすることがあります。1年から宿題などは別にまちがっても良いとは伝えているのですが、本人のプライドがそれをゆるさない模様。ここの改善にはかなり頭を悩ませていますが、最近ちょっとマシになってきたの
で、少しずつ改善していけたらです。なお、1年の2学期の懇談で担任の先生にここを指摘されており、1年の担任すごいなってなりました。
受験について
そんな学業状態ですが、本人の希望で私立の中学を目指し、約2年間かけて受験対策をやってきました。最初はあまりの難しさに打ちのめされていましたが、終盤覚醒し、無事合格できました。
受験対策開始したのが5年の1学期でちょっと遅かったため、リカバリーしやすいと思って個別指導の塾にしました。ただ、個別だと他の生徒と比較できないため、本人も親も進捗が予定通りなのかどうかの判断がつかないため、ちょっとだけ集団指導の塾でも良かったかもと思いました。
受験でうまくできなかった点は本人のメンタルサポートで、上述の通り想像以上に難しかったようで、メンタルがかなりボロボロになっていました。ここをもうちょっと手厚くサポートできていれば、もうちょっと早い段階で楽になっていたかもしれません。
予想外だったのは、合格後はすぐに塾を辞めてもいいと伝えていたのですが、塾を継続したいと自分から言い出した点で、なにかしら本人の中に思うことがあったのだと思います。
レトロスペクティブ
というわけで育児のレトロやります。セイルボートレトロ形式です
Anchor
『やらない』を『失敗』と捉えることができなかった
ここは明らかにしくじった点で、自分的には『失敗』は『やってみたがうまくできなかった』と捉えていたため、『やらない』という行為に対しては少し厳しく対応し過ぎました。というのも『やらない』にも2種類あって、『本当にやろうとせずにやらない』と『やろうとは思っているのだけど、諸々の要因でやらない』があり、後者に対して『失敗』と捉えられていたら、現状の失敗を恐れる行動はもっと早く緩和してた可能性があります。中学校生活では比較的楽観視することで対応しようと思っています。
現金に慣れていない
おこづかいを電子マネーで渡しているので、電子マネーでの決済は問題なくできますが、かわりに現金での決済に慣れていません。紙幣や硬貨の扱いに慣れていないため、『紙幣や硬貨を組み合わせて支払う』ことができず、現金での決済は『支払い金額より多い紙幣』で払っており、息子の財布はおつりの硬貨が山ほど入っていました。ここは運良く、中学校の食堂が現金のみなので、そこで慣れてもらおうと思っています。
Reef
自立性・自律性が低い状態で、思春期に突入してしまう
自ら考えて行動したり律したりするのが苦手なので、特に好きなことに関するルールの遵守が苦手です。その状態で人の意見を聞き入れにくい思春期に突入するのがちょっと不安です。ここについてはしっかり『なぜ』を意識させるように働きかけていくことを続けていき、気づきを与えていくことで、自分の中で納得できる答えを見つけて自立・自律に繋げてもらおうかなと思っています。
私立高い
高ぇ。。。
Wind
正義感が強くなった
自らが傷つきやすい性格のためか、他者の痛みにも敏感に察知することができ、他人のことであったとしても『ダメなことはダメ』と、結構しっかりめに相手に伝えることができています。自分では守ることが少し苦手ではありますが、普段から『ルール(約束)は大事』と伝えている効果なのかなと思っています。ルールは自由を得る上で重要な要素のひとつだと思っているので、この要素についてはちゃんと本人に伝わっているのかなと考えています。あとは自分ももうちょっとルールを守ってくれさえすれば完璧。
必要と感じさえすれば、やり遂げることができた
本人が必要と感じれば、ちゃんと最後までやり遂げる力がつきました。『なぜ自分にとって必要なのか』さえ伝われば、あとは自立できそうです。今後に期待。
想定通りやさしく育った
しっかりやさしい性格に育ったのはよかったです。生活面で述べた、他者へのサポートをこなそうとするところは、本人の性格によるものだと思っていますが、都度『相手をサポートする』ということを言及してきた結果でもあるかなと思います。
デジタルに強くなった
比較的早い段階から、iPadやiPhoneを渡していましたし、学校でもiPadを利用していたこともあり、しっかりデジタルネイティブになったと思います。本人の好きな創作活動も、Scratchをはじめ、Pixiv、カクヨムなどのサービスを活用しています。利用にあたっては、危険なサイトや行為の見分けかた・著作権などの権利について都度話すことができており、本人もある程度は把握して行動ができるようになっています。今後はそこにSNSも参戦しますが、引き続きうまく活用できるサポートができたらと思います。
Sun
総合的に、楽しそうだった
大きな地震にコロナ禍、GIGAスクール構想を取り入れたICT教育への対応など、良い面も悪い面も含めて本当にいろいろあった6年間でしたが、なんだかんだ小学生という期間を楽しく過ごしてもらったのは大きかったです。息子にとって中学校生活がさらに楽しいものになることを祈るばかりです。
というわけで、所感とレトロスペクティブでした。中学生育児もがんばる。
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