見出し画像

城との出会い

大学生になったばかりの初夏、新天地を自転車で散策していた。
ふと古書店が目に入り、寄ってみることに。もともと歴史が好きで、そのコーナーを眺めていた。そうしたら「新・日本名城図鑑」なるものを発見。未知なる城という存在(ボンヤリと天守閣のイメージしかなかった)と図鑑というその分野を網羅している感じが気に入り購入した。
低層建築が多い日本で高層階のある天守閣は前から異様に思っていた。好奇心を胸にページをめくった。
城が想像以上に全国にあり、天守閣以外にも様々な形態の建築物があることが分かった。「思ったよりも奥が深いぞ日本の城!」
それから城を実際に訪れてみたくなり、地元岩手の名城、盛岡城に寄った。大学3年頃には土塁と堀のみが残る城跡や完全に消滅した城跡で段差を確認して城を感じていた。
現在、「新・日本名城図鑑」の内容は古くなったし、もっと詳しい記載のある蔵書もある。しかし、自分に城めぐりという素晴らしい趣味を与えてくれた本書は情報以上の価値がある。手放さず、大事にしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?