2011年東大日本史第3問答案例

小問A
答案例①
A城普請は石高制を前提に、大名の石高を基準に賦課された。結果、将軍と大名、大名と家臣の主従関係は確立するとともに、藩士は大名とともに藩の存続を担う意識を強め、藩の一体感が高まった。(90字)

答案例②
A城普請は軍役の代わりに、平時の大名の奉公の1つとして江戸幕府から賦課され、賦課の基準は大名の石高であった。その結果、将軍と大名、大名とその家臣の主従関係が確立することに繋がった。(90字)

答案例③
A城普請は石高を基準に軍役に代わって、平時の大名の奉公の1つとして賦課された。結果、将軍と大名、大名と家臣の主従関係が確立し、大名と藩士はともに藩の存続を担い、藩の一体感を高めた。(90字)

小問B
答案例①
B陸上・水上交通が整い、藩と全国の流通が整備されると共に、治水など土木技術の発展を背景とする大河川流域の耕地化が進んだ。(60字)

答案例②
B城普請は全国的な陸上・水上交通の整備に寄与した。また、治水技術など土木技術の発展が、大河川流域の耕地化にも影響を与えた。(60字)

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