2016年東大日本史第1問答案例

小問A
A政府は大化の改新以降、国造などの地方豪族を起用し、その伝統的な支配力に依拠して、律令に基づく地方支配を実現していった。(60字)

小問B
答案例①
B8世紀初頭、郡司は国司とともに天皇から任命され、租税に関する独自の裁量権を持つ一方、国司は郡司の身分的上位に位置した。その後、租税の裁量権や郡司の任命権などにおける国司の権限が強化されて、9世紀の段階で郡司は国司の従属下に組み込まれた。(119字)

答案例②
B8世紀初頭、国司は郡司の身分的上位に位置したが、天皇から任命されるという点で郡司と対等であり、郡司は租税の裁量権を持った。その後、租税の裁量権や郡司の任命権など、国司権限が強化され、9世紀の段階で郡司は国司の従属下に完全に組み込まれた。(119字)

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