2021年九州大日本史答案例

大問1
問1:③(宗史日本伝) 問2①:応神天皇 ②:雄略天皇 
問3:鑑真       問4:円仁   問5ア:螺鈿 イ:蒔絵
問6ウ:大和絵 エ:硫黄 
問7…2行
 日本人の渡航は禁止されていたが、巡礼僧の渡航は許可されることがあった。

問8:唐の滅亡後、日中間に正式な国交はないものの、宋や呉越から商人が来航し、博多で交易が行われ、唐物などが輸入され、金や硫黄などが輸出された。また、日本の僧侶が巡礼を目的として、中国商船で大陸に渡航し、仏像や経典など宋の文物をもたらすなど、仏教界の交流は盛んだった。(130字)


大問2
問1ア:刈田狼籍 イ:使節遵行 
問2:近江・美濃・尾張国の守護に1年限定で、荘園の年貢の半分を兵粮米として徴収する権限を認め、残りを領主に納めるよう定めた。(59字)

問3:土岐康行 問4:上杉 
問5:将軍足利義政の後継問題で、弟の足利義視と子の足利義尚を押す義政正室の日野富子が対立した。(44字)
問6
答案例①…山川『新日本史』ベース
 喧嘩両成敗法。当事者同士による紛争解決という従来の慣例を否定し、大名の裁判に委ねさせることによって、分国内における秩序の維持を実現しようとした。(72字)

答案例②…山川『詳説日本史』ベース
 喧嘩両成敗法。家臣相互の紛争を自分たちの実力により解決することを禁止し、全ての紛争を大名の裁判に委ねることによって、分国内の平和を実現しようとした。(74字)

問7:国人一揆


大問3
問1:紀伊 問2:市川団十郎 問3:姜沆 
問4…1行
 幕府の儀式・典礼をつかさどる役職で、勅使の接待などを担当した。

問5:徳川家康が東照大権現の神号を持つ神として祀られた。(25字)

問6:七分積金 問7:帰農 問8:小石川養生所 
問9…1行
 新将軍徳川家斉の就任を慶賀する。

問10 答案例①…山川『新日本史』ベース
 幕府は近藤重蔵や間宮林蔵を探検のために派遣するとともに、諸藩に江戸湾と蝦夷地の軍備強化を命じ、最終的に全蝦夷地を直轄化し、松前奉行を置いた。(70字)
 
 答案例②…山川『詳説日本史』
  幕府は江戸湾と蝦夷地の海防強化を諸藩に命じるとともに、近藤重蔵らに択捉島、間宮林蔵に樺太をそれぞれ探検させ、最終的に全蝦夷地を直轄化した。(69字)


大問4
問1:後藤象二郎 問2:岩崎弥太郎
問3 古河市兵衛経営の足尾銅山からの鉱毒で渡良瀬川流域に大きな被害が生じた。田中正造は被害地の人々ともに反対運動を展開し、銅山の操業停止を迫ったが、政府は谷中村を遊水池とし解決を図った。(90字)

 太字は指定語句

問4:大冶 問5:③ 問6:工場法 問7:日本製鉄会社  問8:②  
問9:婦人参政権の付与・労働組合の結成奨励・秘密警察などの廃止・教育制度の自由主義的改革 
問10:持株会社

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