2006年東大日本史第1問答案例

奈良時代の貴族は氏族制下で力を保持した畿内の有力氏族が独占し、特権を保持した。政治においても、太政官では氏族の代表による合議制がとられ、氏族は氏族単位で世襲してきた特定の職責を担った。しかし、貴族では藤原氏のように律令の知識と儒教的教養を身に着けた人物が官僚政治家として徐々に台頭し、政治の中枢を担う中で、氏族制の伝統は崩壊に向かい、大伴氏などの力は衰えた。(179字)

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