新司法試験純粋未修から一発合格への道~第5話 脳のコンディションを大事にする~

脳の状態は学習効果に大きな影響が

いうまでもないことですが、勉強をする場合に脳のコンディションが整っていることはとても重要です。
焦燥感に満ちたような、または疲れ切った状態で勉強をしても頭には何も入りませんし残りません。
日頃から、脳のコンディションを良好に保つ工夫をしていくことが大事です。

脳を無駄に使わない

私はもともと銀行員でしたし、読書家でしたので、新聞や本をよく読む人でした。また音楽も好きでしたのでよく家で色々な音楽を聴いていましたし、ゲームも好きなので古今東西の色々なゲームで遊んでいました。
しかし、それらはいずれも脳のCPUパワーを消費するものばかりですので、私はロースクールに入学してすぐ、テレビやゲーム機を捨て、新聞や本を読むのもやめました。勉強以外で脳を使うことを可能なかぎり排除することにしました。脳の省エネを図りましょう。

脳を休める

脳も肉体の臓器の一部ですので、やはり酷使すると疲れます。
しかし筋肉と違ってマッサージなどをすることができませんので、静かに疲れが消えるのを待つしかありません。
脳の回復を促進する方法としては、睡眠がいちばん手っとり早いですが、瞑想(マインドフルネス)もなかなかお勧めです。
私は、学生時代は同期の友人(その人も純粋未修で一発合格しました)と瞑想の教室に行くなどして、瞑想の基本を習い、勉強の合間によく座禅などしていました。毎日お昼に15分瞑想するだけでもかなりの効果があります
昼休みに友人とペチャクチャおしゃべりをしている人がたまにいますが、そういう人は全員落ちました。勉強以外で脳や五官を消費してしまう人からは、合格は遠ざかっていきます。

脳を整える

勉強机に向かう際に、脳を勉強に向けたモードに切り替えると効果的です。
私は通学中の移動時間には、運動会用の行進曲をiPodで聴きながら移動していました。これが集中力を高めるのにとても効果的でした。「集中力を高めるマーチ」というアルバムだったと思います。
私はロースクール時代に沖縄に住んでいました。自然豊かな環境に囲まれて暮らしていたのも、脳の状態を維持するのにとてもよかったと思います。

なるべく脳が疲れない環境を作る

司法試験の勉強は内容的に難しいものが多いので、ちょっと勉強しただけでも相当に脳が疲れることがあります。一歩も歩いていないのに全身が疲れたような感覚になること、ありますよね。
私は、基本書の読み込みのような、アウトプットの伴わない勉強の時は、学習机を離れ、ビーチやプールサイドで勉強していました。
リラックスした環境で勉強することは、疲労感を軽減します。

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