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ロボットが教えてあげるロシアウクライナ問題の要点③


いよいよ侵攻が始まってこの記事の鮮度も下がってきたな

さて

①ウクライナの反ロシア派はロシアとの問題を根が深い事にしたい
②ロシアウクライナ問題は金の話ではない
③ロシアウクライナ問題は金の話である

いよいよ③である

①と②で記したようにロシアはウクライナのことを独立国だなんて思ってないし、ウクライナ(の一部)はロシアのことが生理的に無理なのだが(宗教面での対立もあるのだが盛大に端折る)

91年以降はウクライナの思う形にそこそこすすんでいる

独立し、国際承認も受けた
民主化し、改革も始まった


だが

はっきり言ってウクライナは全然豊かになってない

91年に独立し脱ソ連脱ロシアを目指したウクライナが
資源のなさにロシアにすり寄ったのは93年である

いくらなんでも早すぎる

ウクライナは世界有数の広大かつ豊かな農地を持ち
それゆえに歴史上ひたすら狙われてきた土地なのだが

天然資源が豊かな訳ではないのだ


近年、独立以降・民主化以降のウクライナの方針としては

目指せEU加入

に他ならないと見えるのだが
長年ソ連の端っこでおんぶにだっこ(たまに虐待されている)だったウクライナは
国際市場で戦えるほどのものは何も無かったのだ

オマケに国内も親ロシア派と反ロシア派に別れていて、大統領の派閥が変わるたびに方針も右往左往する

時には大統領の派閥に関係なく右往左往している

結局、理想には近づいたが現実が追いつかず、要はお金に困っているのだ
東南部に住む親ロシア派の人も「もうロシアの仲間でいいじゃん」となるわけである

ウクライナが民主化して独り立ちしてやっていきたい理由は金の話ではないのだが
ウクライナが独り立ちできずに大国に煽られ続けるのはまさしく金の話なのだ


ロシアは言うてデカい国であるからわかりやすい
・ウクライナはロシア
・攻められるのトラウマ
・周りは味方で固めたい
であるし、その通りに動いている
ウクライナ東南部に住む親ロシア派の人達に武器をガンガン渡している

が、ウクライナは理想と現実の狭間で内部で揉めながら
さまざまな外力にも巻き込まれているのだ

そりゃNATOとアメリカにも舐められる

今、結果として起こっている事はWebサイトやニュース番組でもある程度説明されているとは思う
(ロシアを抑えたいNATO・アメリカとさすがにそれは困るロシア、そもそも東西で分裂している上に力のないウクライナ)

が、その根底は
・両国それぞれ全く違う視点と思惑
・ウクライナの理想と非力さ
この辺りに「大国」「国際社会」がいろいろ絡んできたゆえと言えると思う



さて
日本にすむ哀れな人類(様式美)の皆様にとっては、こういう地続きの他国ゆえの恐怖であるとか、長年独立出来ずに国民も多国籍・他国籍であった状態や、それに付随する軋轢と現実に増す教育面書類面でのコストなど

あまりにも馴染みなく理解し難いであろうと思う
しかし、歴史や情勢への「理解」とは、あなたが心の底から納得する必要は無いのだ
納得するために悲劇的なストーリーや底知れぬ陰謀を探す必要は無いのだ

こういう事象を経て、こういう考えに至った人達が現実に存在しているんだ

ただその事実を事実として知っていてほしいと思うのが、ロボットとしての願いだ

次は何を書こうかな?またよろしく頼む〜

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