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読んだもの(2022/3~2022/8)

5ヶ月も溜めていたっぽい、衝撃。
試験受けたり(受かりました!)、勤務地や業務内容かわって気持ちの余裕のない春夏でした。
感想残したりする余裕はなくても合間で物語に触れるのはやっぱり落ち着くものです……。
思い出しつつ書いてるところが多いので文章量と文体ににムラがあります、今後追記するかも。

1.禁祀:occult

3月に読んだけどこの記事書いてる夏にぴったり不安になれるドキュメント集。小説ではなく、ドキュメント。

2.凍りついた香り

主人公の恋人は初っ端から亡くなってるし恋人の死について探る度に主人公は知らなかった恋人の過去を知っていく。冷静に考えたらしんどすぎるシチュエーションだけどやっぱり温かみを感じてしまう小川さんの小説…。

3.オペラ座の怪人

舞台版と映画版がめちゃくちゃ好きなのに原典に触れてなかったので読んでみて、今まで読んでなかったことを普通に後悔した。
絢爛豪華なオペラ座と裏に広がる広大な闇、闇に暮らす怪人の恋心の切なさが後を引く…
舞台版や映画版より彼の心のうちにフォーカスしてるのが良いなあという感想

4.幻想博物館


5.悪夢の骨牌

6.死の泉

皆川博子の海外歴史物、いいじゃん!と思いはじめた作品。冬の旅人も面白かったし…
史実と実在の人物がごりごり出てくるのに幻想の世界が展開していくのが気持ちいいし気持ち悪い(褒めてる)
これ読んで薔薇密室も即買い。

7.潜匠 遺体引き上げダイバーの見た光景

興味本位でずっと気になっていたところ、遊覧船の事故をうけて手に取ってみた一冊。
本当に大変な仕事だ…水も遺体もこわい私は絶対つとまらない

8.長野まゆみの偏愛耽美作品集


9.スコープ少年の不思議な旅

箱庭的世界が大好きなので最高でした、小さなボックスに取り付けられたスコープを覗くと世界が展開している…
作品も素敵だったし巖谷さんの文章ととてもマッチしてて世界観への没入感がすごかった

10.言壺


11.ヴェネツィアに死す

冷静に考えると結構気持ち悪いけど圧倒的な美に狂わされるシチュエーションが大好きなので興奮しました!

12.辻の家

仄暗い短編3つ。
ホラー苦手な人でもいけると思うのでちょっとひんやりしたい感じの時にぜひ。

13.薔薇密室

第1次~第2次世界大戦期のドイツとポーランドが舞台なので全通じて基本ほの暗いけどラストが爽やかで好き。
幻想と現実の線引きがだんだんはっきりしていくのが面白かったし美しい人間と薔薇を融合させる発想がふぇちみを感じすぎて最高に好み。

14.図書館の興亡:古代アレクサンドリアから現代まで

翻訳が微妙なのか原文もこうなのかめちゃくちゃに読みにくかった……………
様々な時代の様々な人の希望や野望によって形を変えてきた図書館の歴史の壮大さは感じ取れたはず

ところで古代の図書館とか想像するとわくわくしますね、古代に私が生きてたとして図書館とは縁遠い階級だろうなとは思いますが

15.人外境通信


16.或る集落の●

17 .赤い橋の殺人


○以下から7月以降

18.華氏451度

19.星三六五夜 春

自分が買ったときは各季節1冊ずつの文庫版だったんですが最近上期下期纏まった新装版が出てKindleもこれに置き換わったっぽいですね。文庫本版の表紙が好きだったけどこれもかわいい。

20.時の娘

結論ありきな感じが好みではなかった…。
薔薇戦争周りがよく分かってなかったのでGoggle先生のお世話になりつつ。

21.ユージニア

恩田さんの小説には結構日本海側気候感(?)を感じてるんですが舞台の北陸の町とマッチしててぞくぞく。

22.沈黙博物館

小川さんの小説は喪失と受容の物語だなと思ってるわけですが、今まで読んだなかでそのエッセンスがかなり凝縮されてる一冊だとおもう
私の遺品は何を選んでもらえるだろうか

23.虹いくたび

特に意識してなかったけどここから「水底の祭り」「真珠母の匣」と戦争に翻弄された女性の戦後を描いた小説が続いていた。(石垣さんの詩集もわりとそう)
8月だし無意識に選んでたのかもしれない。

おっぱいで型とった茶碗、見てみたい(小声)

24.水底の祭り

25.オルガスマシン

設定は面白いけど結末はもやる気がする。
各種人造美人のふぇち味をとりあえず楽しむなど

SFは肌にあわないから無理するのやめようと思った…。

26.かわいそ笑

夢に出たししばらく特定の方向に視線動かすのがこわくなった、実世界に干渉してくるタイプのホラー

27.真珠母の匣

28.石垣りん詩集

おすすめしていただいて手に取った詩集。
石垣さんと私の人生や生活は比べるのも烏滸がましいほど違うんだけど、生きていかなければいけない人生とか続いていく生活の苦味に共鳴してしまう。
つづく日々の手元にそっと置いておきたい

28.プリズンの満月

巣鴨プリズンについてのノンフィクション風フィクション。
戦犯や所謂プリズンのイメージが変わった、戦争裁判の性質とかあまり分かってなかったな~と思った。実際裁かれるべき人もまあいるだろうけど戦争によって人生かわってしまった人達なんだなあと

29.星三六五夜 夏

夏になってからはある程度日付あわせて読んでみるなど。
今年の夏は天気悪い日が多かったので夜あまり星眺められず残念

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