読んだもの(2021/9)
例のごとくただの列挙。
ヌケモレが多分ある。
1. 最後に残るのは本
装丁が素敵で買った本、いろんな書物との付き合い方があるなあと…
次回手元の本を処分する際は焚書をしてみたい。
リンク先だと装丁の雰囲気がわからないので写真
背表紙は布です。
2.夜半を過ぎて 煌夜祭前夜
先月読んだ「煌夜祭」の番外編的なショートストーリー
こちらも読後の清々しさとかあたたかさが気持ちいい
3.貴婦人Aの蘇生
歪ながら優しく美しい人生に寄り添う世界観。
博士の愛した数式に近い感じがするなあと思ったらちょうど博士の愛した数式が発表される1年前に発表されてるっぽい、どちらも好きです
4.華族調教
いわゆる官能小説初めて読んでみた。
ラストがおおって感じ
5.天文台日記
ちびちび読みすすめてた。
"初代天文屋"と比べてより宇宙寄りのような気がする。個人的には夜中にカップ麺とか食べながら読むと雰囲気が増す。
6.祇園の枝垂桜
短いので挙げるか迷ったけど記録として。
「京都の平熱」で引用されていたので読んでみた。
美しいものや風景に出会って心動かされたとき、その場にいる全てにこういう気持ちになるときはあるなあと思う。
私の耳の奧にはまだ歌が響いていた。何のせいか渾身に喜びが溢れてくる。私はどこの誰れとも知らない彼らみんなの幸福を心のしん底から祈らずにはいられない気持になった。接木をしたとかいう老桜よ、若返ってくれ。いつまでも美と愛とを標榜して人間の人間性の守護神でいてくれ。
最近は哲学書を読む気持ちではないけどとりあえず随筆集は読みたいかもしれない。
7.日本人の葬儀
古代から平成頭位までをざっくり網羅。
比較的最近の葬送は土葬の村読んだので古代の葬送に興味出てきた、そういえばよく知らないなと…
8.京都の平熱――哲学者の都市案内
ちょっと前に京都行った気分になろうと思って買った。
京都行きたくなったし京都に流れる空気感はそれなりに感じられる。作者は京都の人みたいだけど染み出てくるシニカルさがぽいな~と思った。
9.玉磨き
ジャンル的にはファンタジーとかになると思うけど社会派だなという感じ(?)
架空の世界の現実を通して現実世界の現実を考えさせられた。
10.星戀
月に合わせて毎月ちょっとずつ読み進めたりとかしたら面白かったかもしれない(1ヶ月で読み終えてしまった)
情景が目に浮かぶような美文。
秋冬の星が楽しみ。
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