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第1回 地域コーディネーター養成講座

富岡市での事業も今年で4年目!
(4年目となるともう第2のふるさとのような感覚になってしまいます…。)
* これまでの富岡市さんでの取り組みは こちら にマガジンとしてまとめていますので、よかったらご覧ください。

今年度は、富岡市にある11の公民館の公民館長、主事さんを中心に応援隊がサポーターとして入り、自分たちだけでワークショップを設計・実施するための講座を実施。全2回のうち第1回となる今回は、「ワークショップを設計しよう」というテーマのもと、来年度の円卓会議を想定し、設計をしました。

研修のベースとなるのが、去年、担当課の地域づくり課さんとつくった、このマニュアル。

書籍「持続可能な地域のつくり方」をぎゅぎゅっと詰め込んだ内容に加え、これまで富岡市で行ってきた話し合いから、ベーシックなワークショップと開催するコツがまとまっています。

そして、こちらが今年度の全体像です。

公民館長、主事、応援隊で1組になり、2組ごとに1つのテーブルを囲み、ワークがはじまりました。


まずは準備運動!そもそも「ワークショップ」って必要なの?

今年度から新規応援隊になった方や異動されてきた公民館長、主事さんも多く、まずは「そもそもワークショップは地域に必要なのか?必要なのであれば、なぜ「今」ワークショップが地域に必要なのか?」という問いに対して、それぞれの考えを出す、ウォーミングアップのワークからスタートしました。
このワーク、「必要だ」と答えなければいけない空気がなんとなく漂っていますが(笑)、「正直なお気持ちを書いてください」とお伝えしたところ、「まだわからない」とワークシートに書く方も多く、色々な立場の声を聴くことができました。記入を終えた後、テーブルのメンバーでそれぞれの意見を共有し合います。「必要だ」という意見の中には「色々な立場や世代の人と交流できる」や「会議形式よりも意見が言いやすいから」と答える方、「まだわからない」という意見の中には「ワークショップ自体が目的になってしまっているから」、「結果が実行される機会は少ないと思うから」という答えがみられました。このワークには正解はありませんが、これからワークを進めていくにあたり、こういう考え方をしている人もいるんだという認識をすることが大切になってきます。

ウォーミングアップで緊張がほぐれてきたところで、issue+designの白木・栗崎が考えるワークショップの必要な理由、これまで行ってきたワークショップの事例を紹介し、ワークショップへの理解を深めていきました。話の最中には、メモを取る参加者もみられ、学ぶ姿勢が強くみられました。



メインワーク!ワークショップを設計してみよう

ワークショップの概念や使い所などがわかったところで、いよいよ来年度の円卓会議を想定し、ワークショップを設計していきます。公民館ごとにこのワークシートを埋めていきました。

ワークシートは大きく4つのセクション、①目的、②参加者、③テーマ・達成したいこと、④日程・回数で分かれています。セクションごとに、説明があったあと、公民館で話し合い、テーブルで(公民館同士で)意見交換をし合うという流れでワークを進めていきました。

ワークは、地域の現状をよく理解している公民館長、主事さんの意見を、ワークショップに慣れているベテラン応援隊が聴き出し、話し合いをリードしながら、具体的に円卓会議を設計している様子が多くみられました。
どの地域も、運営側が想定していたより、具体的でしっかりとしたワークショップを設計をしており、運営側としては嬉しい驚きでした…!

シートに沿って、ワークショップを設計していたら、あっという間に終了時間。参加者の要望もあり最後までみっちりワークショップの設計を考えました。


次回は、設計したワークショップの振り返りと、ベーシックなワークショップの課題の洗い出しを体験します。まだまだワークショップに慣れていない参加者にとっては貴重な体験になると思いますので、楽しみです!


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