元メンタリストが教えるメンタリスト必携の書


こんにちは、Ryotaです。

今回は知る人ぞ知るメンタリスト必携の書をご紹介します。

この記事を書いている僕は元メンタリストです。

この記事を読まれているあなたは「前置きは良いから厳選された良書だけ知りたい!」と思っているでしょうから、さっそく厳選した良書を紹介していきます。


結論から言うと今回紹介する本は↓の5冊です。

・しぐさと表情の心理分析
・卒アル写真で将来はわかる
・表情分析入門
・マンウォッチング
・嘘と欺瞞の心理学

それぞれ紹介していきます。

しぐさと表情の心理分析


表情分析学の創設者ポールエクマンの訳本を手がけることで有名な工藤力による著書。

日本独自の文化を念頭に、表情分析学の理論を織り交ぜながら日本人のしぐさの特徴が幅広く解説されています。

本書はメンタリズムの本というよりは学術書で、様々な文献に基づいた解説がなされています。

具体的には襲われやすい人の動作や手の動きの共通パターンなどが紹介されています。

研究に基づいたしぐさの解説書は珍しく、特にしぐさの読み解きスキルを身につけたいメンタリストは読み込んでおくと良いでしょう。

卒アル写真で将来はわかる


本書は驚くほど興味深い心理学研究の寄せ集めといった内容になっています。

殺されやすい人の顔の特徴や子どもが写真だけで選挙の当選者を当てる確率など。

中でも瞳孔についての研究はメンタリストが知っておくべき知識です。

具体的には瞳孔の動きで相手の好意や関心を計測することができることが紹介されています。

瞳孔を読むスキル高等テクニックですが、身につければ一生ものです。

センスの良い人なら本書を応用して相手の好意を正確に測定することができるようになるでしょう。

この章だけでも一読の価値がある本です。

表情分析入門


表情分析学の創始者で認知心理学者のポールエクマンによる著書。

表情分析とは簡単にいうと、人間の本心を表すわずかな時間だけ表出される微表情(Micro Expressions)を読み解くための体系的なスキルと理論のことです。

表情分析はFBIやCIAのトレーニング、テロ対策など様々なところで活用されています。

人の心を読みたいという動機でメンタリズムを学ぶ人は多いと思いますが、表情分析は科学的に人の心を読めるスキルだと言っても差し支えありません。

本書を教科書に訓練を続けると人の心を正確に読めるようになっていきます。

メンタリストがボロボロになるまで読み込むべき必携の書だと言えるでしょう。

マンウォッチング


著名な動物行動学者デズモンド・モリスによる著書。

人間を動物として観察法により様々なしぐさを研究している人物で、本書は男性に焦点を当てて膨大なしぐさを解説しています。

読み終えた時の感想は「よくここまで調べたな」です。

デズモンド・モリスは変質者レベルの観察力を持っており、しぐさ系を学ぶ人は読み込んでおくべきです。

瞳孔信号についても解説されているので、先に紹介した『卒アル写真で将来はわかる』と合わせて読むとより理解が深まるでしょう。

現在、文庫本が出版されているので非常にコスパが良い本となっています。

嘘と欺瞞の心理学


虚偽検出の研究で有名なアルダート・ヴレイの著書。

本書は一言で言うと、これまでの嘘を見抜く研究をすべて集めたという感じの本です。文献も相当量記載されています。

瞳孔はもちろん、手の動き、声のトーン、質問への答え方など膨大な研究がまとめて紹介されています。

また、どのしぐさに嘘との相関があったかという分析も科学的に行われており、「目を逸らしたら嘘をついている」などの一般に言われている嘘の指標が間違いであることがわかります。

1000ページ近くあり値段も1万円ほどする本ではありますが、相手の嘘を正確に見抜くスキルを求めているメンタリストにとってはかなり有益な情報が得られることでしょう。

また、犯罪心理学に興味がある人にもおすすめの一冊になっています。

というわけで、今回は以上です。

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