占いはなぜ当たるのか?
こんにちは、Ryotaです。
今回は占いがなぜ当たるのか?について紹介したいと思います。
この記事を書いている僕は心理学を専門にする元メンタリストです。
コールドリーディングとは?
結論から言うと、占いが当たるのはコールドリーディングという話法を利用しているからです。
コールドリーディングは占い師や詐欺師が使う手法で、あたかも相手の心を読んでいるかのように見せかける話術です。
身近な例でいうと、雑誌の裏などに載っている占いにはコールドリーディングが使われています。
ちなみにコールドリーディングは2000年以上の歴史を持つと言われています。
コールドリーディングはなぜ当たるのか?
みなさんは雑誌の占いはなぜ当たるのか考えたことはありますか?
単なる雑誌のおまけ程度の占いなのに、なぜかまるで自分のことを言い当てられているかのように感じた経験がある人は多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。
実は占いは、認知バイアスという人間心理の性質を利用しています。
認知バイアスとは心理学用語で、簡単に言うと心の偏りのことです。
たとえば、「恩を受けたら返さないといけない」と自然に考えてしまうのは「返報性の法則」と呼ばれます。
スーパーで試食して何も買わずに店を出ると罪悪感を感じるのはこの「変法制の法則」が働くからです。
人間であれば誰でもこのような心の偏りを持っています。
占いも同じです。占いに使われる認知バイアスは、バーナム効果(フォアラー効果)と呼ばれます。
バーナム効果とは、多くの人に当てはまることを自分だけに当てはまるように錯覚してしまう認知バイアスです。
占い師の話法(コールドリーディング)は、基本的にこのバーナム効果を利用したものです。
つまり、認知バイアスをうまく利用したインチキ話術です。そしてそれこそがコールドリーディングの正体なのです。
「本当にー?」と思われる方は以下のスクリプトを初対面の人に伝えてみてください。
スクリプトを伝える前に、まずは、ぱっと見で「明るそうな人」「暗そうな人」を区別してください。
そして、それぞれに対応したスクリプトを伝えてみてください。
<スクリプト>
・明るそうな人に対して
→あなたは普段明るいけれど、一人になると意外と考え込むタイプですよね?
・暗いそうな人に対して
→あなたは普段はあまり人と関わるのが好きではないけれど、仲良くなった人とはとことん仲良くなるタイプですよね?
このようなスクリプトを読み上げて伝えるだけで、あなたも占い師と同じ話術が使えます。
興味がある方は、ぜひ試してみてください。
というわけで、今回は以上です。
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