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小さい頃なんでもなれると信じてた。

気づいたらあっという間に7月だ、通りで暑いわけだ。私は夏生まれなのに、暑さにとことん弱い、年々弱くなっている気がする、


早朝か夕方しか外に出たく無くて、朝起きて洗濯して、植物に水を与えて、そこからは室内にいる。笑っちゃうくらい猫みたいな生活を続けている。やっと有給を全て使い切り、7月になった今、私は正式にどこにも所属していない身分だ、


横須賀に暮らし始めて早1ヶ月半、英語を使う人が多いからか、はたまたピンクの髪色だからか、服装のせいなのか、英語で話しかけられることがめちゃくちゃ多い、日本人の店員さんから英語で話しかけられた時の正しい返し方をまだよくわかっていない、なんだか気恥ずかしくなる、


私は彼が言っていることを理解できるけれど、それは、彼のアクセントやイントネーション、話し方に慣れて約2年の月日が経っているからであって、帰国子女でも英語圏に留学したことも無い私は色んなアクセントに対応することはそんなに容易じゃない。


アクセントで思い出した、台湾にいた時、クラスメイトは外国人が多く居たから、色んなアクセントに触れた、台湾、スワジランド、セントルシア、インドネシア、フィリピン、フランス、中国、ポーランド、タイ。

その頃は英語でプレゼンも出来なかったし、日本人一人の授業に怯えてた、私は20歳だった、

留学生活は華やかな部分も有ったけれど最初はめちゃくちゃ苦労した、英語も中国語も中途半端なレベルで突入したから、そりゃもう割と孤独に近かった、私は大学の中にあった小さな湖達にいるコイにエサをあげていた、それらの時間は必要だった、


私の新しいここでの生活には板がついて、基地の前のゲートの待ち合わせも、スーパーも、いろんなことが新しく出来上がった日常に溶け込んでいる、


ここ2、3年で気づいたことが一つある、

それはとても住む場所や環境はかなり想像している以上にわたしに影響をもたらす、ということだった。地域性、国民性、気候、これらが自分にとっての大きな要因になるなんて、数年前は、思ってもいなかった。


それと、もうちょっとだらだらというか、何もしない時間を持つ予定だったけど、私は忙しい人生というか、何か目的がないと退屈しちゃうみたい、旅行から帰ったら落ち着いて、色々動き始めようかな、と同時にいや、この際他の国に、数ヶ月住んじゃうのもありじゃない?という破天荒な自分もいる。私はあまりにも気まぐれで直感で動いてしまう、本当にどこまでも猫みたいな人間だと、思う。犬にはなれない、

最近よく思い出すことがある、中学時代の話。

私が唯一打ち込んだスポーツがあるとしたら、陸上だ、そう、私は陸上部だった。種目は、100mと200m、元はハードルだったが、走り幅跳びに途中で変更した。リレーもした。元々足の速さは割と早かったのと、陸上部に魂を燃やしているような鬼顧問のおかげで、私の陸上での成績は、全校生徒前で何度か表彰されたこともあったり、それに県大会に2回行った。


On your mark という声で、私はスターティングブロックに足を起き、姿勢を整える、

足を調整して、構えて、次のsetという掛け声を少しだけ待つ。呼吸を整える、そのあとピストルの音が聞こえれば、死ぬ気で何も考えずに、あとは走るだけ。単純な競技だけれど数字で結果が見えるのが好きだった。

私は燃え尽き症候群になりやすい、燃え尽きるまでやり通すから、だと思う。自分ができる最大限の努力をして、到達すると、燃え尽きる。

私は燃え尽きた、結果にも満足していた、中学を卒業して、陸上競技場を訪れることも無くなった。高校でも続けるという選択肢はなかった、燃えついた後のわたしには何も陸上に対しての未練はなかった。

高校もスポーツに打ち込み見続けていたら、私はあの闇のような三年間を過ごさなかったのかと思うけれど、それはわからない。あの地獄みたいな場所で、部活動をするなんて私には到底無理だった。どちらにしろ、私は選択しなかった道のことは想像しかできない、

小さい頃はなんでもできると信じてた、という大人にはなりたくない、あの頃私はなんでもできると思ってた、なんて誰かに言いたくない。

私達はいつでもなんでもなれる、50歳で海外に飛んで留学している人もいるし、仕事も全部辞めて安定も捨てて、用意されているレールを捨てて自分の夢を追っている人たちを私たちは知っている、そして、叶えている人たちも。歳を重ねると失うものも出てくるかもしれないけれど、歳を重ねないと得られないものだってある、だとしたら今の私たちはいつでも無限大だと思う、いつでも人生を変えれるし、環境も変えれる。その一方で、私たちはすでに環境を変えても何も本質的には変化しないことも知っている、全部は捉え方次第なことだって。それに小さい頃なんでもなれると信じてたなら、今からだって信じれるのに。


そうだとあなたも知ってるくせに、

だから後悔しないでね。

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