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stand.fmにおける「コンテンツ販売」6つの注意点(後編)

https://stand.fm/episodes/61f4ed8515b1a40006c608f8

今回は、前回に引き続いて、
stand.fmにおける「コンテンツ販売」6つの注意点の後編、
4つ目から6つ目までをお話ししていきます。

④内容に問題があると判断された場合は、投稿が削除され得る

まず4つ目は「内容に問題があると判断された場合は、
投稿が削除されるかもしれない
」という点です。

これは、「コンテンツ販売ユーザーの特定商取引法に基づく表記」(6)と、
「利用規約」第3条10項が根拠になります。

問題があったら削除されるというのは、
みなさんも想定の範囲かなと思います。

ただ本当に問題なのは、
すでに購入してくれた人に、個別に返金対応が必要
になるかもしれないことなんですね。
スタエフが返金対応してくれるわけじゃないので。

しかも、その次の注意点にも関わってくるので、
合わせて5つ目も説明します。

⑤返品・キャンセルできない

5つ目は「返品やキャンセルができない」という点です。

これは、「コンテンツ販売ユーザーの特定商取引法に基づく表記」(6)が根拠になります。

元々通販にはクーリングオフ制度は適用されないのですが、
購入した人が、もしかしたら「内容が思ってたのと違う」みたいな
クレームを申し立ててくることがなきにしもあらずですよね。
あとは先ほどのように、投稿が削除されてしまうこともあり得ます。

そんな時に、返品やキャンセル対応ができないので、
いざこざが生じる、
あるいは個別に返金対応が必要になるかもしれません。

そしてもし返金する場合の注意なんですが、
前回の1つ目の注意点でもお話ししましたが、
こちらがスタエフから受け取った金額よりも、
購入してくれた人がスタエフに払った金額の方が大きい
ですよね。
つまり、表示価格と手元に入る金額が異なるとご説明しました。

なので、消費税や決済手数料、販売手数料の分を、
こちらで負担して返金しないといけない
ということです。

この点は、4つ目と5つ目共通ですが、
お気をつけください。

⑥確定申告

最後6つ目は「確定申告が必要になるかもしれない」点です。

個人事業をしている人はもちろん必要ですが、
お勤めの方でも、給与所得以外の所得が20万円を超える場合に、
確定申告が必要になります。

私は税金の専門家じゃないので、
詳しくは税理士さんにお聞きいただきたいのですが、
所得は、給与所得以外に、
配当所得利子所得事業所得不動産所得雑所得
など、いろんな種類のものがあります。

副業でコンテンツ販売をする場合は
普通は「雑所得」にあたると思いますが、
場合によっては「事業所得」になることもあるようです。
「事業所得」の方が何かと有利なんですけどね。

ちなみに、スタエフのコンテンツ販売単独の売上で20万ではないですよ。
給与所得以外の他の全部の所得を合わせて、
20万1円以上の所得があると申告義務がある
ということです。

あと、配信に使うマイクとかオーディオインターフェースなどの機材が、
経費になる可能性
もあるので、
一応領収書は取っておいて、税理士さんとかに確認してみてください。

※配信時点の判例通説等に基づき、個人的な見解を述べています。唯一の正解ではなく、判断する人や時期により解釈や法令自体が変わる場合がありますので、ご注意ください。

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