見出し画像

#134 なぜ「CUP NOODLE」と「CUP NOODLES」があるのか?

★もしよろしければ、記事下部「気に入ったらサポート」よりご支援をお願いいたします!
こちらのnoteの内容は3日間無料で読めますが、その後は音声でもお聞きいただけます↓
https://stand.fm/episodes/60c9d6588d1ab700069d8e29

以前、発売50周年を迎えた日清食品の「カップヌードル」について、
特許や実用新案権を取った、
すごい構造のお話をしました。

結構再生回数が多かったので、
興味を持っていただけたみたいですが、
そちらをまだお聞きでない方は、
第128回の配信をお聞きいただければと思います。
https://stand.fm/episodes/60ba01e13612c631f7677b96

今回は、カップヌードルが
ブランド面でもいろんな工夫をしているということで、
商標の面から色々お話したいと思います。

★「CUP NOODLE」と「CUP NOODLES」がある理由

日清食品のHPにアクセスして、
カップヌードルの商品ラインナップを見ていると、
あることに気がつくかと思います。
https://www.cupnoodle.jp/products/

それは、ほとんどの商品のロゴが「CUP NOODLE」、
つまり英語の単数形になっているのに対し、
一部の商品だけ「CUP NOODLES」と複数形になっている点です。

例えば、一番オーソドックスなレギュラーの「カップヌードル」や、
「シーフードヌードル」、僕の好きな「カレー」、
その他「チリトマトヌードル」や「味噌」といった変わり種は、
単数形の「CUP NOODLE」になっています。

その一方で、「パクチー香るトムヤムクン」や「魚介仕立てのペペロンチーノ」といった、
「世界のCUP NOODLES」シリーズだけ、
複数形の「CUP NOODLES」になっているんですね。

※サムネ画像は日清食品HPより引用

それと、カップヌードルは世界でも広く販売されているのですが、
実は海外向けに売られている商品も、
基本的には「CUP NOODLES」と複数形になっています。
https://nissinfoods.com/products/cup-noodles

そして、大阪の池田と横浜にある
カップヌードルミュージアムも
「CUPNOODLES MUSEUM」で、
複数形になっています。

ここから先は

832字

¥ 300

サポート機能では、100円から1万円までの金額を自由に設定して、記事の対価としてお金を支払うことができます。日本の経営者や個人事業主、副業されている皆様に役立つ、知的財産の知識を楽しくわかりやすくお届けしています。ぜひ愛あるサポートをしていただけると嬉しいです!