お酒とタバコは20歳から、すごく年上との恋愛は30歳から。(シン・時事恋愛)【東出昌大&唐田えりか】
「10歳以上年上とつきあうのは、”いい女”になるための”必修科目”だ」
「女性は過去の恋愛は忘れて、次々と上書き保存していく」とはよく言われることですが、たとえるなら、上書きの際に「チヤホヤされた記憶」だけは履歴として残ってしまい、バグになってエラーを引き起こすということでしょうか。
東出昌大(31)と9歳下の女優・唐田えりかの恋愛が話題となりました。
「年の差恋愛」についても、一時期、よく考えましたねー。大人の男性の包容力というテーマについても、書いた気がします。今度探して、アップしますね。「年の差婚」なんて言葉も流行りましたが、徐々に普通のこととして認知されつつある気がします。
つきあい始めたときに、19歳だったという「未成年不倫」というワードが、今回の新しいトピックでしょうか。恋愛に未成年もへったくれもないような気がしますが。
というわけで、「年の差」について考えたコラムです。このコラムに登場した彼女、いまごろ何してるかなあ。
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みなさん、こんにちは! 「時事恋愛」、今回のテーマは「年の差恋愛」です。突然ですが、これまでの人生で、最大何歳年上までつきあったことありますか? 10歳以上ってありましたか? その恋ってどうなりましたーーー??
今年から社会人になった、大学の後輩女子(24歳)に最近、彼氏が出来ました。相手は実に12歳年上の36歳!! 行きつけのバーで知り合ったとのこと。24歳で行きつけのバーがある時点で多少謎めいてはいるのですが、ともかくめでたいことなので「おめでとう!」と一緒に祝杯をあげながらも、正直手放しでは喜べずにいたのです。
大学を卒業して社会に出ると、年上の男性との出会いが一気に広がりますよね。学生時代の「先輩」といえばせいぜい3つか4つ上。それが会社や飲み会、社会人サークルと社交の場が広がると、そこにはだいぶ年上の魅力的な男性がゴロゴロしているわけで、ビックリしたついでにそのままおつき合いしてしまう女子は多いものです(ちなみに大学時代と違う点はもう一つあって、社会人の年の差恋愛は、相手がしばしば既婚者であるということですが、そのテーマは別の機会に譲りたいと思います)。
確かにそれぐらい(30代後半から40代)の年齢の男性は、優しく落ち着きがあり、お店も遊び方も何でも知っています。自由になるお金もたくさんありますから、彼女たちが若さに任せて思う存分チヤホヤされれば、「学生時代の清く正しいおつき合いはなんだったんだろう」というぐらい楽しい、まったく別の種目のような恋愛を味わうことが出来ます。
社会に出たての23〜25歳ぐらいの女子としては、なにか大きなものに包み込まれるような安らぎを感じると同時に、いろいろなことを吸収して人間としても成長できます。実際、そういう恋愛をしている女の子たちは皆、みるみるうちにキレイになっていくので、僕は一時期「10歳以上年上とつきあうのは、”いい女”になるための”必修科目”だ」とうそぶいていたほどです。
ところが、ところが。世の中いいことばかりではありません。その経験はいわばドラッグのようなもの。その後、怖い怖い後遺症が待っていることを何人もの女子から教わりました。
要は、その彼と別れたあと普通の恋愛をしようとしても、甘やかされてチヤホヤされた経験がよみがえって、なかなかうまくいかないのだそうです。
身近にいる近い年齢の男子のことが、どうしてもコドモにしか見えず、誘われて渋々出向くデートの最中にも、前の彼からスマートにエスコートされた記憶、とんでもなくチヤホヤされた思い出、全部おごってもらった快感などがよみがえってしまいます。
「映画館のチケット売り場で自分の分のお金を払いながら、『あー、私、いま、お金払ってるなあ。以前は財布なんて出したことなかったなあ』って、他人事みたいに思っちゃうんです」とは、ある女子(27歳)から聞いた言葉です。
そうしたフラッシュバックを克服するのに、すごく時間がかかったという話をたくさん聞きましたし、いまだにすごく年上しか好きになれず、マーケットは狭まるばかりと嘆く女子も数多くいます。
「女性は過去の恋愛は忘れて、次々と上書き保存していく」とはよく言われることですが、たとえるなら、上書きの際に「チヤホヤされた記憶」だけは履歴として残ってしまい、バグになってエラーを引き起こすということでしょうか。
もちろん、これがもう少しオトナ(たとえば30歳)になってからの年の差恋愛なら話は違って、ぐっと安心して見ていられます。適度な恋愛経験を重ね、確かな金銭感覚・対人感覚を身につけてから、自分のお父さんぐらいの年齢の男性を選ぶのは、むしろ「思い切ったね〜」と好感が持たれるぐらいです。
ちなみに冒頭の彼女は、学生時代から"10歳や20歳上は当たり前”という猛者なので、そういう心配はないかもしれませんが危なっかしいことに変わりはなく、大人びた手つきでグラスを傾けながら「五百田さんと同い年ですよ♪」と屈託のない笑みを浮かべる彼女に向かって、「えーい、いっそのこと結婚してしまいなさい!」と訳の分からない説教をしたくもなります。
「お酒とタバコは20歳から。すごく年上との恋愛は30歳から。」
みなさんは、どう思われますか?
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