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ほぼ毎回雨に降られて疲弊する。それでもキャンプに行きたくなるのはなぜか。

我が家は3年ほど前にテント一式を購入しており、定期的にキャンプへ繰り出している。

GWの初日、初のグルキャンを決行したのでその話をしたいと思う。

グルキャンとは、グループキャンプの略で複数人で行うキャンプのこと。

娘の保育園からのお友達家族と、家から1時間ちょっとで行ける能勢のキャンプ場を予約。この家族は同じころにキャンプデビューをしており、お互い経験を積んで、いつの日かグルキャンできたら良いなぁと話していた。それから約3年の時が流れ、ついにその時が来たのだ。

予約したは良いが、天気予報は普通に雨。しかも結構降るみたい。我が家だけだったら間違いなくキャンセルしていたのだが、今回はグルキャン。再度予定を合わせるのも、それに合わせてキャンプ場の空きを見つけるのもなかなか難しいので、決行しよう!ということになった。

16時頃には小雨になって18時頃には止み、次の日の午前中は晴れ予報だったのでテントも乾くであろう。小雨になる16時頃に行ってテントを立てたらいけるやろ!と話し合い、いざキャンプ場へ。

16時頃にはザーザー降りから、小雨にはなってはいたが、止むことのない雨。もう仕方ないので、夫が濡れながらテントを設営する。私も手伝う。子どもたちはカッパを着てその辺りを探索している。グルキャンにも関わらず、テントの配置もあまりに考えず立てたので、「これ一緒にご飯食べる感じにできる?」という距離感のあるレイアウトに。グルキャンの意味。

友達家族も後から来て設営。まだ雨は降っている。

「雨止まんなぁ……(苦笑)」

と言い合いながらなんとか設営を終え、さっさと各自夕食の準備に取り掛かる。我が家はバーベキュー担当で、友人宅はすき焼き担当だ。二口コンロを持っているので、ご飯も炊く。

その間、子どもたちはテントに集合して、中で何やらキャッキャと遊んでいる。姉(8歳)2人と5歳、2歳の弟たち。めっちゃ盛り上がっている。

いざ、ご飯の時間になっても、まだ雨は止んでいない。
あれ?天気予報……。
そんでもって、なんせ寒い。寒すぎる。風も強い。

グルキャンの醍醐味である、みんなで会話を楽しみながらワイワイなんて空気感はゼロ。各自必死で焼くし、煮込む。肉が何度か風に吹き飛ばされるほどの風。寒さに震え、かじかむ手。そんな状態の中、どんどん食べていく。時折おすそ分けのように、各自の料理を分け合う。(すき焼きにトマトが入ってて美味しかった!ゆるキャンの真似らしい)
子どもたちがたまに吹く強風に恐れおののきながらも、ずっと楽しそうにしているのが救い。

おい、全然雨止まんがな。

というか我が家、キャンプをする時、ほぼ毎回雨に降られている。


ある時は、設営から翌朝までは降っていなかったが、撤収の少し前に降り始めビショビショのテントを家のベランダで必死で干した。
またある時は、雨予報ではなかったのに、夕食時にザー!っと雨に降られ雷まで鳴り始めた。足元に雨水の通り道ができる中、必死で肉を頬張った。

誰も雨男でもなければ雨女でもないはずなのだが……。


そもそも、私はお風呂には絶対入りたいし、化粧もしっかり落としたい。そしてちゃんとした布団で寝たい人である。

そして、睡眠をかなり大切にしていて、最低でも7時間睡眠は死守したい。しかし、キャンプでは全然ちゃんと寝れない。(それについては下記記事で書いたことがある↓)


そんなんだから、キャンプを心から楽しみにできていないのかもしれない。だから雨降るんかな、みたいなことを会社で同僚に話すと「しばまるさんは卑弥呼的存在なん?」と言われた。いや、卑弥呼な訳はない。確かに、心模様が天気に影響するなんてないよな。


必死のパッチで夕食を終わらせた頃、ようやく雨は止んでいた。
食べ終わって時間も遅くなっており、とにかく寒いのでテントの中に逃げ込み早々に就寝。
私はやっぱり子どもの布団や、水が流れる音などが気になり、何度も起きた。安眠とは程遠い。


そして翌朝、ようやく気持ちの良い天気に。

お湯を沸かし、ゆったり珈琲を飲みながら、ホットサンドを食べる。あぁこれこれ。これですよ。キャンプの醍醐味。
テントも撤収の際には全部乾いて安堵した。帰りはみんなで温泉へ寄って、初のグルキャンは幕を下ろしたのであった。

それにしてもやはり寝れない。そして毎回雨に降られて身体は疲弊する。
けど、なぜかまたキャンプに行きたくなる私。

それは一体なぜなのか。


上の記事にも書いたが、キャンプへ行くと身体は疲れる(私の場合)のだが、心が元気になる。自然に包まれる解放感は何物にも代えがたい。


そして何より、子どもたちがキャンプで楽しそうに遊んでいる姿を見るのが大好き。

テレビも遊具もない中、自分たちで勝手に遊びを見つけて、楽しむ子どもたち。その様子を見ていると「あぁこれぞ子どもたちにさせてあげたい経験やわ」という思いが溢れてくる。
テントを一緒に立てるのも、火をおこすのも、虫が普通にいる環境も経験して欲しい。

こんなにも五感を刺激するものは他にあまり思い浮かばない。

何より自然の中で能動的に遊ぶ子どもたちの笑顔は、キラッキラに輝いている。


我が子はキャンプが大好き。一緒に行ってくれる期間は限られているからこそ、「行きたい!」と言ってくれるうちは私も行きたい。

キラッキラの笑顔が見たくて。そして、その全てが忘れられない想い出になるという確信があるから。
だからこそ、全然ちゃんと寝れないけど、雨に降られて疲弊するけど、私はまたキャンプに行きたくなる。至れり尽くせりの旅館に泊まる旅行も大好きだけれど、キャンプも全然違う魅力があるのだ。

そして早速キャンプ場の空きがないか検索をしている私。グルキャンもリベンジしたい。本当、次こそは頼みます。心から楽しみにするから、1回くらい雨なしキャンプを経験させてくれ〜と卑弥呼気分で祈っている。


#ゴールデンウィークにやってみた

#キャンプの楽しみ方

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