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秋の眩しさ

11月の陽射しは一段と眩しく、
視界を独特な輝きに映す、
秋。

緩く柔らかい波長の中で、
緑も花も色を鎮め、
さわさわ動く瞬間を、
スローモーションに変えて記憶に焼き付ける。

カメラで切り撮った瞬間が、
いつか懐かしく、愛しい記憶になるのかと思うと、
寂しさの影に取り込まれそうになるけれど、
陽射しの眩しさが、陥りそうな気持ちを救い上げ、
温かさの中に呼び戻す。

秋の眩しさ、独特の輝きは、
一年のうちでもっとも美しい。
とは、近頃の私の世界でのこと。

真夏日が好きで、桜の時期が好きで、
そういう季節も未だ楽しみではあるけれど、
寒いのが苦手だった私が、冬を毛嫌いしなくなり、
秋の陽射しに心地よい美しさを覚える。
私の世界が、変わったことを知る。

≪🐡17*1103*P151026📒231103≫

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