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頭をめぐる、想いなど

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西澤伊織の今日、考えたこと
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突然の訪問をすることは

大人になってから時々「いついつに電話をかけてよろしいか」という連絡を前もってもらいます。仕事をしていると基本的に相手を「忙しい」と仮定することがデフォルトとなっていて「お忙しいところすみません」といった語り口が生まれます。これは一般に言う社会的マナーということだと思いますが、話の内容はせいぜい10分そこらで終わることが大抵ですから、セッティングしようと働きかけてくれるその時にもう話してくれた方がありがたいことが多いと個人的には思います。 実は僕は「失礼ですが、今忙しいのです

やがて減りゆく空気なら

私ごとではありますが(と言いつつここに書く全ては基本的にいつも私ごと)、先々週の土曜日に次男が生まれたので、いつもこれを書いていた東京のコンピューターから遠ざかり1週間ほど滋賀県の自分や妻の実家で過ごしていました。 久しぶりに東京に戻り仕事机のデスクトップを起動させると、瞬間的に「考え事に適しているのはやはり東京だ」と思います。少なくない日本の著名な作家たちがあえて東京に住んでいないという事実がありますが、あのメリットを僕自身が理解するにはまだ少し時間がかかるのかもしれませ

あぁ、どうかお元気で

冬至を越えて、少し暖かくなるのだろうか。それともそんなことはなく、厳しい寒さはまだまだ続くのかもしれない。でも今日の朝はいつもより太陽の光が暖かかく、紅茶を淹れてベランダで飲めた程だった。 ベランダから陽に照らされた町に目をやる。コートを脱いだ人たちがポツリポツリ通り過ぎてゆく年の瀬の道。ひとりの杖をついて歩いてゆく帽子をかぶった老人の後ろ姿があった。 「あの人は。。いや、違ったか。。」 一瞬の期待に胸を躍らせたが、人違いだったようだ。 仕事場を借りたばかりの頃、よく

インスタの書き方を変えてしまって思ったこと

僕はブラックベリーを長年愛用していて、ご存知の方いらっしゃると思うんですが、ブラックベリーは物理キーボードを搭載したスマートフォンなので、2千文字入力とかがとても簡単なんです。夜仕事から帰ってきて、駐車場に入ってエンジンを切った車の中でよく長文を書いていました。 なのでnote開設まではインスタグラムをまるでnoteのように使っていたのですが、noteに引っ越して以来、僕なりに器用ぶって棲み分けようと、インスタグラムの方の投稿をちょっと『自分の頭の中の「みんながやってそうな