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そこにある本

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読書ノート。これまでに読んだ本についての覚書。
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#エッセイ

『街角さりげないもの事典 隠れたデザインの世界を探索する』ローマン・マーズ、カー…

著/ローマン・マーズ、カート・コールステッド 訳/小坂恵理『街角さりげないもの事典 隠れ…

『死を招くファッション 服飾とテクノロジーの危険な関係』Alison Matthews David

著/Alison Matthews David、訳/安部恵子『死を招くファッション 服飾とテクノロジーの危険…

『パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 初めて裸体の自画像を描いた女性画家』(バルバラ…

著/バルバラ・ボイス  訳/藤川 芳朗『パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 初めて裸体の自画…

美しさの代わりに引き受けるもの『美とミソジニー 美容行為の政治学』(シーラ・ジェ…

シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー 美容行為の政治学』GCジャパン翻訳グループ=訳、慶應…

透明化した身体をかたちにする『私の半分はどこから来たのか』(大野和基)

大野和基『私の半分はどこから来たのか AID[非配偶者間人工授精]で生まれた子の苦悩』朝日…

バニラは合成香料化学で初めてのサクセスストーリー『香りの愉しみ、匂いの秘密』(ル…

ルカ・トウーリン(著)山下篤子(訳)『香りの愉しみ、匂いの秘密』 ルカ・トウーリンについ…

田舎から出てきたばかりの娘には、パリの通りは歩けない『衣服のアルケオロジー』(フィリップ・ペロー)

フィリップ・ペロー『衣服のアルケオロジー 服装からみた19世紀フランス社会の差異構造』、大矢タカヤス訳、ちくま学芸文庫、2022年 身づくろいに時間をかけることは、自分をもてなすことだ。だから19世紀フランスの大ブルジョワジー社会に生きる女性の身づくろいには、いつも服独自の、彼女たち自身の時間が流れていたように思う。 「申し分ない」女性たちは、この時代、ひっきりなしに(ときには一日に8回も)脱ぐことと着ることを繰りかえしていた。 自分の年齢、容貌、肌と髪の色と調和するよう

ポルノ・ムービーに駄作はあっても失敗はない『ポルノ・ムービーの映像美学』(長澤均…

長澤均『ポルノ・ムービーの映像美学 エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情…