ヘンプHempって何?マリファナとの違いとは?

CBD商品が流行り出して、ヘンプHempという言葉も、よく耳にします。大麻とかマリファナなら聞いたことがあるし、ヤバいものというのは何となく理解できますが、じゃあヘンプって何?となると、イマイチよくその違いが分かりません。今回は、ヘンプとマリファナの違いに重点を置いて、解説します。

まず大麻草について

日本の大麻取締法は、何の植物についての取締りかといいますと、大麻草Cannabis Sativa L. のことです。これだけだとピンときませんので、同じ植物でも果物を使って説明します。果物でいえば、大麻草とは、citrusミカン属、もうちょっと分かり易くすると、柑橘類くらいの分類レベルです。つまりその下にいくつかの種類がある、ということです。

ヘンプとは

この大麻草は、ヘンプとマリファナの2つに分けられますが、この2つは学術上の分類ではありません。THCが0.3%以下の大麻草をヘンプと言います。THC含有率が低いので、CBD製品、布、紙、石けんなどがヘンプから作られます。

マリファナとは

THCが5〜15%も含まれるような大麻草を、マリファナと言います。

これらヘンプとマリファナの違いは、柑橘類で言えば、「甘い系の柑橘類」「酸っぱい系の柑橘類」のような仕分けです。糖度が○○%以下なら「酸っぱい系の柑橘類」で、糖度がxx%以上なら「甘い系の柑橘類」といった具合。

違いがはっきりお分かりいただけましたか?簡単にまとめますと、大麻草に含まれるTHCの量で、ヘンプとマリファナに分かれる、ということです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?